塩分を控えられる食習慣とは

塩分の高い食品を摂取していると、体内の塩分濃度が高くなり、高血圧や腎臓疾患などの症状を引き起こしやすくなります。

また、むくみも起きがちで、下半身太りのもとになります。

腎臓は、体内の塩分を一定に保とうと、水分を体に溜め込む働きがあるので、これにより、体液や血液量が増えていくため、こうしたことが起こるのです。

これらの症状は、健康にとって害以外のなにものでもありませんので、食習慣から見直して、塩分をとりすぎないように心がけたいですね。

塩分がなるべく少ない食べ物を選ぶ、ということのほかに、だしや酸味を使って、塩分が少ない料理でも満足感を得られるようにする、というやり方があります。


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★だしの風味を出して減塩

味つけには、塩味、甘味、酸味、辛味などがあります。

その中でも、素材が持つうまみを引き出すことができれば、塩が少なくても美味しく感じられて、減塩しやすくなります。

特に、汁物はだしの風味を活かすことで、調味料を減らしつつ、おいしく仕上げることができます。

★酸味で減塩

お酢やレモン汁などの酸味を料理に聞かせることにより、塩分の摂取量を控えることができます。

さっぱりとした清涼感のある酸味を利用して、おいしく減塩してみましょう。

★スパイスやハーブで減塩

チリパウダー、カレー粉などのスパイスや、バジルなどのハーブ、青じそなどの香味野菜を使うと、塩を抑えつつ、おいしく仕上げることができます。

香りを上手に料理に活かすことで、嗅覚が刺激され、脳に信号が送られて、少ない調味料でも満足感が得られるようになります。

★食材の表面だけに塩をつける

塩は全体に混ぜ込んでも、表面だけにかけても、そんなに味の満足感においては変わりがないことが分かっています。

おにぎりを作る時でも、ご飯に塩を混ぜ込んで握っても、外側だけにまぶして握っても、どちらも美味しいですよね。

これを利用して、減塩しましょう。

ラーメンではなくつけ麺にして、汁をちょん、ちょんと先につけるだけにして食べるようにすれば、上手に塩の量が減らせますね。

ちなみに、残ったつけ汁は飲み干さないようにしましょう。

★カリウムで減塩

カリウムを一緒に摂取し、塩分を摂ったそばから排出を促すという方法もあります。

ナトリウムとカリウムは、体内の細胞内外液の浸透圧を一定に保つはたらきがあります。

ナトリウムは塩の構成成分です。

体内でナトリウムが増えると、浸透圧が上がり、血圧が上昇します。

しかしカリウムが体内にあると、それが余分なナトリウムを体外に排出してくれます。

カリウムを多く含む食べ物は野菜や果物、海藻などです。

ラーメンを作るときは、必ずわかめを足すようにすると、塩分過多を防ぎやすくなりますね。

日常の食生活から、塩分を控える努力をしていくと、徐々に塩分を溜め込みにくいようになります。

塩分を控えて、健康的な体を維持したいですね。

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