胃の働きについて

小学生や幼児でさえも胃のイラストが描けるほど、私たちにとって身近な臓器、胃。
では実際に胃がどのような働きをしているのか、説明できるでしょうか。今回はそんな「胃」の働きについて、詳しくお話しして参りましょう。

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★胃とは何か
それでは、胃とは一体どのような臓器なのでしょうか。胃は、食道と十二指腸の間にある消化器官の一つです。

食道を通して送られてきた食物を受け止め、食物中のたんぱく質をぺプトンという物質に分解します。ペプトンは、十二指腸や小腸を通る過程で、アミノ酸へと分解されます。

アミノ酸は小腸内部の毛細血管から全身へと行き渡り、細胞を作る材料となります。

胃は食道から送られた食物を保管し、体に必要な栄養素へ変えるための「加工工場」とも言える器官なのです。

★健康な胃を保つ方法
健康な胃を保つために必要な習慣について考えていきましょう。第一に「暴飲暴食をしないこと」が挙げられます。食物を摂りすぎると、胃に長時間血液が集中することとなり、他の器官の働きが鈍くなってしまいます。

その結果、体内の血液循環が悪くなり、老廃物を溜め込むことになります。老廃物が溜まることによって、むくみや便秘、肩こりなど、様々な体の不調を引き起こすこととなります。

次に、「アルコールやタバコなどを摂取しすぎない」ことです。アルコールは、適量のうちは良いものの、過剰に摂取すると胃を強く刺激する作用があります。その結果、胃酸と粘膜のバランスが崩れ、胃粘膜が荒れてしまいます。

タバコの吸い過ぎは胃の粘膜の血流を滞らせ、胃酸が過剰に分泌されることになります。さらに、現代人とは切り離せない「ストレス」も、胃の健康に大きな影響を及ぼします。

ストレスによる胃の不調は「潰瘍のない消化不良症」と呼ばれています。ストレスが溜まると、胃の運動機能が低下し、胃酸や粘液の分泌に異常をきたします。その結果、胸やけや胃もたれなど、不快感を覚えることになります。

★胃の不調のサイン
それでは、胃の不調を放っておかないためにも不調のサインをいくつかご紹介しましょう。

・口臭
胃の不調と口臭は密接な関係にあります。
胃の中に消化不良で溜まった食物が発酵し、ガスを発生させます。このガスが血管を通り呼吸と共に口から放たれることによって、卵の腐ったような臭いを発します。

・ニキビや吹き出物ができる
胃の不調によってできるニキビは、老廃物によるものです。例えば食べ過ぎなどで胃に血液が集中した場合、その他の器官の働きや、血液循環が悪くなり、体内に老廃物が溜まります。

肌や皮脂などによって老廃物を排出しますが、うまく排出されない場合、ニキビや吹き出物などのトラブルとなります。

食事や生活習慣を見直すことで、胃の不調を防ぐことも出来ます。

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