正しい呼吸法について

私たち人間が普段何気なく行っている、呼吸。実は、その呼吸こそが健康の鍵を握っているということを、あなたはご存知でしたでしょうか。

今回は、人間を健康に導く「呼吸法」について、詳しくお話しして参りましょう。

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★呼吸の役割
人間が呼吸を行うことは、生命維持活動においてどのような役割を担っているのでしょうか。呼吸とは、体内に必要な酸素をとり入れ、不要となった二酸化炭素を排出する働きのことを差しています。

私たちの体が動くためには、沢山のエネルギーが必要です。そのエネルギー源は、言うまでもなく食物のことですが、エネルギー源には、それを燃やす火種が必要となります。

その火種こそが酸素というわけです。エネルギーを燃やし続け、体を動かしていくためには、絶えず多量の酸素が必要となります。それと同時に、多量の二酸化炭素も発生します。

この二酸化炭素は、体にとって不要なものなので体外に放出されることになっています。

★正しい呼吸法と間違った呼吸法
それでは、正しい呼吸法とは一体どのような方法を差すのでしょうか。正しい呼吸とは「深い呼吸」に他なりません。息をお腹の下の方まで吸い込み、ゆっくりと吐き出す。

これが深い呼吸です。それに対して、浅い呼吸とはどのようなものでしょうか。
浅い呼吸とは、息を胸の辺りまでしか吸い込まず、短く吐き出す方法のことです。

ここで、深い呼吸と浅い呼吸がそれぞれ体にもたらす影響についてお話し致しましょう。

・深い呼吸
深い呼吸を行い、酸素をすみずみまで行き渡らせることにより、代謝が上がり、血液と細胞の動きが活発になります。また、免疫力もアップし、病気になりにくい体を作ります。

深く息を吸い込み大きく吐き出すことは、大きなリラックス効果を生み、ストレスを軽減させます。

・浅い呼吸
呼吸が浅い時には、様々な体の不調が起こりやすくなります。その第一の原因は、体のすみずみまで血液が循環せず、代謝が低下することにあります。その結果、むくみや肩こりなどが起こりやすくなり、体にだるさを感じることとなります。

また、脳への影響も甚大であり、酸素が行き渡らないことにより集中力が低下したり、ストレスを感じやすくなります。

★実践編
それでは実際に正しい呼吸法を実践して参りましょう。

・まず、まっすぐに立つか座った状態で、口からゆっくりと息を吐き出します
・その後、鼻から息をゆっくりと吸い込みます
 意識は下腹を徐々に膨らませるようなつもりでいましょう。この時、胸が大きく動い
 てしまう方は空気がお腹まで届いていない
ため、注意が必要です。
・その後、口から糸のように細く長く吐き出しましょう。

この一連の動作を意識的に行うことによって、だんだんと呼吸を深く行うことが出来るようになります。

正しい呼吸法で、心身ともに健やかでいましょう。

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