首マッサージで肩こり解消

肩こりがどうしてできるのか。

その大きな原因は、人間の頭があまりにも重いことにあります。

人間の脳の重量は、体重の8%にものぼります。

体重50㎏の人なら、頭は約4キロ、なんと大きなスイカ1個分に相当します。

重くて持ち運びが大変なあのスイカ並みの重さを、いつも肩の上に乗せているのだから、肩が痛くなるのはある意味当然かもしれません・・・。

寝ている時以外は、細い首が、この重い頭を支えています。

首や肩は、重い頭を支えて悲鳴をあげています。

デスクワークの合間、テレビのコマーシャルの間など、ちょっとしたスキマ時間に、首マッサージをして、肩こりを解消しましょう。

肩こりは、首の筋肉の緊張や血行不良が、首から肩にかけてのコリに関係しています。

首と筋肉のつぼの関係は、以下のようになっています。

★首の筋肉とは?

・胸鎖乳突筋
耳の後ろからまっすぐ下に向かって鎖骨まで伸びる筋肉で、頭と首を安定させて頭を回したり、ものを飲み込んだり、呼吸するときに大切なはたらきをします。

・斜角筋
耳の斜め下の髪の生え際から頸椎と肋骨をつなぐ筋肉です。
前斜角筋、中斜角筋、後斜角筋の3つで構成されていて、これらが首を支え、安定させています。

★首のツボとは?

・風池
耳の斜め下の髪の生え際あたりの胸鎖乳突筋上部の基点にあるツボです。
脳の血流を促して、疲れや首、肩のコリを緩和したり、眠気を緩和したりします。

・天柱
風池よりも内側の下にあるツボ。
頭を支える力が集まるところです。
緊張型頭痛、肩、首のコリ、痛みを緩和します。

・肩井
首と肩の付け根から指3本分外側にあるツボ。
肩こり、歯痛、目の疲れ、頭痛を緩和します。

これらの筋肉、ツボを意識しながら首をマッサージしていきましょう。

~首マッサージの方法~

①右手で左側の首の付け根に指を置き、左手で右側の首の付け根に指を置きます。
首の付け根部分のツボの、肩井をゆっくりと指先で押します。

②指を少しずつ上に移動させ、特に疲れた部分は念入りにマッサージします。
天柱と風池を交互に刺激します。
痛気持ちいいくらいに指圧しましょう。
のどの周辺はおさないように注意。

オフィスでパソコンワークをしているとき、肩がこっているな、と思ったら、首マッサージをしてみるようにしましょう。

こうすることで、早めに肩の痛みを軽減することができるようになります。

肩こりは血行不良により、悪化します。

さむくなりがちなこの季節は、より肩こりになりやすい季節といえます。

だから、首マッサージと並行して、首回りを温めるケアをすることも、とても重要になっています。

仕事から帰って、お風呂に入るときは、よく首回りを温めるようにしましょう。

43度くらいの熱めに感じる温度のシャワーを3分ほど、首から肩に当てるようにすると、温められて肩こりが軽減されていきます。

時間に余裕があるなら、お風呂をためてつかるのも良いですね。

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