「ノンカロリー」という表記にひそむワナ

ダイエット中は特に、甘いものが食べたくなるものです。

でも、キレイになるためには、ガマンが必要。

そんなとき、魅力的に映るのが「カロリーゼロ」の食べ物、飲み物です。

カロリーがないから、どれだけ食べても太らない、と思ってしまいます。

しかしそこにワナがあります。


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たとえば、「カロリーオフ」という表示は、栄養表示基準制度では、100mlあたり20kcal未満であれば、表記できます。

500mlのペットボトル飲料を飲むと、100kcal未満のカロリーを摂取してしまいます。

これは、シュークリーム3分の2と同じカロリーです!

ダイエット中なのに、こんなにカロリーを摂取してしまったのでは、意味がありません。

ノンカロリー、ゼロカロリー、カロリーゼロという表示も、油断できません。

これらの表記は、100lcalあたり5kcal未満であれば、表記できます。

500mlのドリンクを飲むなら、25kcalは摂取してしまっている、ということになります。

食事をカロリー計算して、ぎりぎりで収めている場合、カロリーがないと思って飲んでしまったドリンクによって、カロリーオーバーしてしまっている可能性もあります!

砂糖不使用、という記載もよくみかけます。

しかし、なるほど砂糖は使っていないかもしれませんが、果糖は使っている可能性があります。

なんだか、だましあいみたいになってしまっていますが、これも現実です。

ダイエット中は特に、成分表をよく見てから口に入れるようにしましょう。

カロリーゼロのドリンクは、カロリーを少なくするために、人工甘味料を使っていることがよくあります。

人工的につくりだした甘味料で、その甘さは砂糖の数百倍もあると言われています。

具体的にはソルビトール、キシリトール、マルチトール、エリスリトールなど、「糖アルコール類」と呼ばれるもの。

これらは、天然にも存在する成分なので、安全だと言われています。

しかし、ここにもワナがあります。

エリスリトールは、血糖値を上昇させませんが、他の3つは血糖値を上昇させる作用があります。

エリスリトールのみ、厚生労働省の特殊栄養食品のための難消化性糖質のエネルギー評価法(平成3年衛新第71号)等によって、糖質ではただ1つ、ゼロカロリーのエネルギー値と認められています。

エリスリトール以外の糖アルコールは、難消化性なので、多量にとるとお腹がゆるくなる可能性があります。

これでは、「自然界にあるから安全な成分」とは言えませんよね。

なにより、血糖値を上昇させる可能性がある、というのは見逃せません。

血糖値が上昇すると、肥満につながります。

カロリーが低い甘味料になれてしまうと、甘い感覚に対して鈍くなり、強い甘い味を好むようになってしまいます。

だから、のちのちの肥満を招いてしまうリスクもあります。

カロリーゼロだからよさそう、という安易な理由で選ばないようにしましょう。

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