お風呂に入ると、体の血行が良くなって、関節もよくなるものです。
だから、体のさまざまな症状の改善に役立ちます。
筋肉系の症状なら、お風呂の中でストレッチすると、疲労物質を洗い流せますよ!
体への負担を減らして、リラックスさせるためにも、お風呂の中でストレッチするときは、「ぬるま湯」で入るようにしましょう。
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部位別の入浴時にできる健康法について、ご紹介します。
★腰痛のとき
手で浴槽のフチを持ち、腰をひねるようにして左右に動かしましょう。
これで痛みが緩和されていきます。
ただし、ぎっくり腰になっているときは、ムリに動かすと痛んだり、炎症を悪化させたりしてしまうおそれもあります。
なので、ぎっくり腰のときは、入浴時は安静にしましょう。
★肩こりのとき
全身浴で首までお湯につかります。
肩を上下させたり、前後に回したりして見ましょう。
手で肩をもんだり、勢いが強めのシャワーを当て続けるのも効果的です。
★足がむくんでいるとき
ぬるめのお湯につかります。
ふくらはぎを両手でつかんで、足首のほうから上に向かってマッサージします。
下半身に静水圧がかかればいいので、半身浴でも効果がありますよ。
★眼精疲労のとき
なんと、お風呂で目のケアができます。
お風呂につかりながら、お湯か水をタオルにひたし、絞ったタオルを当てます。
10分ほど、そのまま放置します。これで、目元があたためられます。
すると、頸部や背中の筋肉の緊張が和らいで、肩こりも改善されていきます。
目の疲れと肩こり、両方のケアに役立つ健康法です。
★冷え性のとき
ぬるめのお湯につかります。そのあと、手足だけ冷水につけましょう。
これを「温冷交代浴」といいます。
「温冷交代浴」は、血管拡張作用があります。
これを3~4回繰り返すと、冷え性改善に効果的になります。
毎日、ぬるめのお湯にゆっくりと浸かり、温冷交代浴して、血行の改善をこころがけましょうね。
★膝の痛みがあるとき
浴槽のフチを手でもちながら立ちます。
膝を曲げたり、伸ばしたりしましょう。
湯船につかった状態で、膝を伸ばしたり、お皿のあたりをもみほぐすようにするのも、膝の痛みの緩和に役立ちます。
★不眠のとき
入浴の効果は、身体的なところだけに作用するのではありません。
メンタルなところにも、作用してくれます。
眠りと体温は密接な関係があるからです。
人は、体温が下がるときに眠りにつきやすくなります。
不眠症にお悩みなら、ぬるま湯の入浴で体をあたためてあげましょう。
体が芯から温まります。そのあと、体温が下がりやすくしてあげると、眠くなりやすくなります。
ただし、一度体温が上がったら、もとのところまで下がるのに少し時間がかかります。
不眠対策でお風呂に入るときは、寝る前の1~2時間前には入浴をすませるようにしましょう。
それから、寝るまでの時間を、リラックスして過ごすようにすると、ベッドに入るころには体がいい感じに冷えています。