ダイエットに貢献するGI値を考えてオーダーする

飲み会に行くとき、どのようなことを考えてオーダーしていますか?

自分の食べたいもの、飲みたいものを無作為にオーダーしていませんか?

たしかに、居酒屋においてあるメニューは、とても美味しそうな写真ばかり並んでいます。

つい、あれもこれもと選んでしまいがちですよね。

しかも、飲み会の定番、ビールに合うおつまみは、高カロリーなものが多いです。

しかし、欲望のままにオーダーしていては、ダイエットはできません。

食べたいものを基準にするのではなく、GI値を基準にしたオーダーが大切です。

GI値とは、Glycemic Index(グリセミック・インデックス)の頭文字をとったものです。

食後血糖値の上昇度を示す指標です。

GI値をコントロールすると、同じ量の食べ物を食べた場合でも、太りにくくなります。

ビールはついつい、ガブ飲みしてしまいがちです。

飲みに2時間いて、5杯ジョッキを空けてしまう、なんてパターンも珍しくないかもしれません。

けれども、ビールの中ジョッキ1杯のカロリーは210kcal。

5杯飲んだら、ビールだけでカロリーを1000kcal超えになってしまいます。

これにおつまみを加えるのだから、さらにカロリーは多くなってしまいます。

そこで、GI値を考えたオーダー選びをしましょう。

食べたいものをある程度選びつつ、なるべくカロリーが体脂肪に代わらないよう、工夫するのです。

GI値のコントロールは、病気予防にもなるとして、現在研究が盛んになっています。

GI値の仕組みはこうです。

食べ物が消化吸収されると、その栄養分が血液中を流れます。

すると、血糖値が上がります。

この血糖値の上がりかたにより、体脂肪を合成するのに重要な役割を果たすホルモン「インスリン」の分泌量が変わってきます。

ダイエットのためには、このはたらきを考慮し、できるだけ血糖値を急激に上げないようにすることが大切です。

GI値コントロールの目的は、血糖値の上昇をゆるやかにして、脂肪合成を妨害することにあります。

炭水化物や糖質は、血糖値を上げる栄養素として知られます。

それらは、それぞれの種類によって、GI値が異なります。

GI値は、ブドウ糖を100として数字を出しています。

どこからが高GI値なのか、という区分については、いくつかの考えがあります。

オーストラリアのシドニー大学は、70以上の食品を高GI食品、55~70の間の食品を中GI食品、55以下の食品を低GI食品に分類しています。

TN健康科学研究所所長、永田孝行氏は60以下を低GI値としてとらえています。

血糖値の上昇率は、それぞれの持つGI値だけではなく、一緒に食べる食べ物からも影響を受けます。

食物繊維の多い食品やお酢、乳製品と一緒に食べると、血糖値の上昇がゆるやかになるとされています。

基本的には、単品で食べるよりも、主食とおかずの組み合わせのように、複数の食材を一緒に食べるのが、血糖値コントロールに良い影響を与えるようです。

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