自律神経のはたらきで朝パッと起きる!

人間は、日中活動しているときと、眠っているときとでは、体温が1度くらい変化します。

これは、自律神経のはたらきによるものです。

起きているときには、交感神経により、体温が下がるものです。

そして、就寝時に近づくと、副交感神経が活発化して、体温が下がります。

通常のパターンだと、夜11時頃に就寝し、朝6~7時に起きる、というのが一般的だと思います。

そうすると、一番体温が上がるのは夕方前後です。

もっとも下がるのは明け方前の時間帯になります。

明け方前に最も低くなった体温は、そのあと少しずつ上昇して、体が活動に備える状態になってきます。

そして朝6~7時には、目覚められるようになるのです。

しかし、この通常パターンから外れた生活をしていると、このようにして朝、目覚めにくくなります。

例えば、夜更かしばかりしている人。

夜更かしをすると、体温の変動の時間帯がずれてしまいます。

夜は1時前後に就寝して、朝は通勤前の8時に慌てて起きる・・・というような生活をしていると、夜遅くなっても体温が高いままになります。

だから活動的です。

そして、起床時間の頃には、最も体温が下がってしまいます。

そのため、起きても、午前中はなんだか頭がぼーっとして、調子が出なくなってしまうのです。

朝、すっきり起きるには、朝の調子を上げることが大切です。

起床する時間までに、体温を上昇させて、活動モードに切り替えられるようにしておきたいです。

そこで、就寝時間を前倒しして、できれば夜11時くらいには就寝するようにしたいです。

そして、一度11時に寝る! と決めたら、その就寝時間を一定に保つことが大切です。

目覚まし時計ならぬ、おやすみ時計を体にセットするのです。

普通にタイマーをかけておいてもいいですが・・・。

しかし、夜更かしに慣れている人が、急に睡眠を前倒しにすると言っても、最初はなかなか難しいものです。

朝型であっても、日によっては、就寝時間を守れないことがありますよね。

そうすると、睡眠時間が乱れてしまいます。

イレギュラーなケースはあっても、一定の時間にベッドに入る習慣は、継続したいです。

決まった時間に、それも早めの時間にベッドに入り、眠って、6時~7時の早めの時間に起きる、という生活をしようとしても、ストレスがあると、なかなか実行できないということもあるようです。

そうすると、早めにベッドに入ってもずっと寝付かれず、朝になってもぐずぐずしてしまう、ということになりかねません。

また、ストレス社会の現代では、なんのストレスもなく眠りにつき、朝起きられる人はまれかもしれません。

すっきり眠るためには、ただベッドに入るだけではなく、寝室の状況を眠りやすい環境に整えたり、寝る前に体温が下がるようにお風呂の時間を工夫したりすることが必要といえます。

寝る30~1時間前にお風呂に入ると、眠りやすくなると言われています。

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