肩こりを解消するには、ゆっくり湯船につかって、温まって・・・と言いたいところですが、忙しいとなかなかそうも言っていられないものです。
また、毎日お風呂を洗って、沸かして、という作業をするのはけっこう手間だったりします。
なかなか続かないものですよね。
肩こり解消のために温めるなら、毎日やらないと効果が薄れてしまいます。
そこで、なるべく毎日行えて、三日坊主にならない方法でやると良いでしょう。
バスタイムを利用した肩こりの解消法というと、お風呂の浴槽に38度くらいのぬるま湯をはり、みぞおちまで浸かった半身浴で、体の芯から温める、という方法がスタンダードです。
しかし忙しい現代人は、そんなことをやっている暇はないかもしれません。
そういうときは、シャワーでぱっとすませつつ、かつ肩こり解消もできる方法がおすすめです。
ゆっくりとお湯に浸かって入浴することができないのなら、肩こりをシャワーで和らげられる方法を実践するようにしましょう。
そして、時間がある日、気分的にのんびりできる休日などは、半身浴で体の芯から温める、という風に、シーンに応じたやり方で、肩を温めるケアをすると良いですね。
肩こりに効果的なシャワーの方法には、いくつかの方法があります。
それほど熱いお湯を使わないやり方、反対に熱めのお湯を使うというやり方。
半身浴的なやり方でいくと、ぬるめのお湯が良い、ということになりますが、シャワーの場合はどちらでもオーケーです。
お湯の温度によって、体の反応も違ってきます。
でも、基本的には自分が心地よいと思えるやり方で温めるのが良いでしょう。
シャワーで肩こりを解消するやり方には2種類あります。
★心地よさ重視
シャワーの当たる感覚から得られる心地よさには、リラックス効果があります。
熱めのお湯が気持ちいいと感じる人もいますが、41~42度くらいだと、リラックスというよりシャキッとした感覚で気持ち良さを感じるものです。
なるべくリラックスをもたらすため、心地よさ追求のシャワー法では、38度~40度くらいがおすすめ。
次のやり方でシャワーを当てていきます。
①足先からシャワーを当てます。
足首周り、膝関節周り、脚の付け根周辺、手先、腕、肩周辺、首回りに1カ所を約20秒間ずつ当てていきます。
②上肢、下肢、首の周りが終わったら、次はお腹や背中など体幹部分に約1分間ずつ当てていきます。
③体が冷えないように、最後に再び全体的にシャワーを当てていきます。
★熱さ重視
熱いお湯で血行を促進させます。
①お湯に体を慣らせるために40度前後のお湯を足先からあけていきます。
②お湯の温度を少し熱めの41度に上げます。
③肩甲骨や首、背中など、コリが強い部分に2分間当てます。
④お湯の温度を20度前後に下げて体に当てます。
これで欠陥が収縮します。
③と同じ部位にぬるいお湯を当てます。
⑤②~④を繰り返します。
⑥最後に40度前後のお湯を体全体にかけて完了です!