健康を阻害する要因となってしまう、体の冷え。
体が冷えてしまう原因には、いろいろなことが考えられます。
体が冷えてしまう原因を知って、温活に役立てましょう。
体が冷えてしまう主な原因についてご紹介します。
★血の巡りが悪くなっている
血液には、体の熱を全身に送る働きがあります。
そのため血液の流れが滞ってしまうと、熱が全身に伝わらずに体が冷えてしまうんです。
血液の流れが悪くなってしまう原因には、エアコンや薄着などによる体表面からの冷え。
冷たいものを飲んだり食べたりすることによる、体の中からの冷えなどがあります。
下着や衣類などによる圧迫も、血の巡りを妨げてしまいます。
血液量が不足していたり血液の粘着性が高くなったりすることでも、血液の流れが悪くなります。
女性ホルモンの乱れも、血液の流れを悪くする原因となってしまいます。
末端になるほど血の巡りが悪くなりやすいため、手足が冷えやすくなります。
★筋肉が不足している
筋肉は、熱を生み出す働きをもっています。
そのため筋肉量が不足すると、十分な熱が生産されずに体が冷えてしまうんです。
筋肉量は年齢とともに低下していってしまうので、年をとると冷えが強くなってしまうのはこのため。
女性は男性に比べて筋肉量が少ないため、女性の方が冷えやすくなっています。
下肢の筋肉には、ポンプのような役割をして、血液の流れを良くする働きもあります。
そのため下肢の筋肉量が低下すると、血液の流れも悪くなってしまいますよ。
筋肉は使わないと低下してしまうため、運動不足になると筋肉量が低下してしまいます。
筋肉をつくるには、質のいいタンパク質が必要です。
ダイエットなどをしてタンパク質の摂取量が減ってしまうと、質の高い筋肉がつくれなくなってしまいます。
筋肉がかたくなることで、血液の流れが悪くなってしまうこともありますよ。
★自律神経の乱れ
血液の流れをコントロールする役割を担っているのが、自律神経。
そのため自律神経が乱れることで、血液の流れも乱れてしまうんです。
自律神経の一つである交感神経には血管を収縮する働きがあるため、交感神経が活発になると血の巡りが悪くなってしまいます。
自律神経が乱れてしまう原因には、緊張、ストレス、女性ホルモンの乱れ、睡眠不足、不規則な生活などあります。
これらの原因の他に、何らかの疾患が関わっていることもあります。
温活をしても冷えが改善されない場合、医療機関に相談してみるのもオススメです。