タマネギは生活習慣予防として注目されている野菜です。
食卓におなじみの野菜ですが、実はすごいパワーがあるんです。
タマネギは、独特の辛みと、切った時に目に染みる刺激成分があります。
これは、ネギ類に共通して含まれる「硫化アリル」という成分のせいです。
タマネギの硫化アリルには、血液を固まりにくくさせて、血液をサラサラにしやすいという効能があります。
血栓や動脈硬化の予防になると言われています。
タマネギを血液サラサラのために食べるのなら、生で食べるのがおすすめ。
水にさらすと、硫化アリルが流れ出てしまうのです。
スライスしたり、そのまま食べたりしましょう。
名前で食べるときも、加熱して食べるときも、切ったあと、空気中に15分以上放置すると、栄養成分が安定して、血液サラサラ成分が最大限になると言われています。
加熱する時は、しばらく空気にさらしてから調理するといいですよ。
血液サラサラのために食べるタマネギの量は、1日に50gが適量と言われています。
これは、中サイズのタマネギ4分の1個程度。
血液サラサラ効果は7時間ほどしか継続しないので、毎日継続して食べるようにしましょう。
タマネギの皮ってどうしてますか?
捨てちゃっている人が大半だと思いますが、あの皮も、血液サラサラ効果があるので、見逃せません。
タマネギの皮には、ケルチセンというポリフェノールが豊富に含まれています。
血圧を下げて、善玉コレステロールを増やしてくれます。
ケルシチンには、脂肪の吸収を抑制して、体内の脂肪を排出するというダイエット効果もあります。
抗酸化作用もあり、花粉症や喘息、じんましんなどアレルギー疾患を改善する作用もあると言われています。
でも、タマネギの皮なんて、どうやって食べればいいの・・・。と思うかもしれません。
なにも、そのまま食べなくても大丈夫です。
お茶にして食べればいいのです。タマネギの皮でお茶を煎じて飲めば、これも血液サラサラ茶になります。
まず、皮を集めましょう。
風通しのいいところに置いて、皮かします。
オーブンで乾燥させてもいいでしょう。
乾燥したら、袋に入れて揉みます。
粉々になったら、鍋に入れます。
ひとつまみに対して水をコップ3杯の割合入れて、弱火で5分間煮込みます。
水の量が半分になったら、タマネギの皮茶のできあがりです。
タマネギは、血液サラサラ効果が高いので、できれば毎日食べたいです。
でも、ムリして毎日タマネギを食べ続けて、飽きてしまったら困ります。
せっかく血液サラサラ効果を狙って食べ始めたのに、「もうタマネギは見たくない」ということになってしまったら意味がないのです。
そうならないように、あまり気負わずに食べるのがいいでしょう。
少しずつ、毎日の食事に取り入れるようにすると、続けやすいです。
スライスしたタマネギを酢漬けにしてピクルスにしておくと、ちょこちょこと食べやすくなりますよ。