高血圧の症状

高血圧の症状には、これが出たらかならず高血圧だ! と判定できるようなものがありません。

高血圧患者に出やすい症状はあるのですが、その症状が出たとしても、高血圧かもしれないし、それとも他の病気かもしれないし・・・というどっちつかずの状態になります。

高血圧の症状としては、以下のものが代表的です。

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★頭痛
★めまい
★耳鳴り
★肩こり
★息切れ
★動悸

しかし、高血圧特有の症状だと、はっきりわかるものではありません。

「頭痛がしたから高血圧だ」とは普通、パッと思いつきませんよね。

実際、他の病気によって頭痛を発症することも多いです。

めまいや耳鳴りなども同様です。高血圧には決まった症状がないので、症状だけで早期発見するのは難しいのです。

そのため、気付かないうちに進行してしまって、気付いたときにはかなり重症化している・・・というケースも多いのが高血圧患者の特徴です。

気付いている・気づいていないにかかわらず、高血圧を放置して、進行させてしまうと、重大な生活習慣病を引き起こすおそれがあります。

定期的に病院で検査をしたり、できれば血圧計を手に入れたりして、自宅で定期的に血圧を測るとよいでしょう。

大きな病院だと、血圧測定器が置いてあるので、風邪などをひいて病院に行ったら血圧測定してみる、という習慣をつけるのもよいかもしれません。

なんにせよ、測定できる機会を増やして、早期発見につとめたいです。

ちなみに、高血圧を発症していて、頭痛の自覚症状があるときは、注意の必要な状態です。

頭痛は一般的に、脳の血管が広がって、神経を刺激するために起こるものです。

しかし血圧が上昇しても、脳の血流に影響を与えることはありません。

実際には、高血圧によって頭痛が起きているとは考えにくいです。

それならばどうして、高血圧の症状に「頭痛」が入っているのでしょうか。

正確に言うと、高血圧によって頭痛が起きているのでなく、高血圧により、動脈硬化など何等かの病気を合併していて、それが原因で頭痛が起きている可能性が高いのです。

脳の動脈硬化で考えられる病気は、脳卒中です。

その中でも、脳の血管が破裂する出血性脳卒中、くも膜下出血も疑われます。

ただし、高血圧の患者に頭痛が起きているからと言っても、必ずしも脳卒中の危険性が疑われるとも言えません。

別の原因によって起きているということも考えられます。

高血圧と診断された方で、頭痛がするときは、その頭痛が高血圧と関係するものなのかを判断してもらうことが大切です。

また、高血圧の関連が疑われる頭痛がするときは、血圧の急上昇を避けるようにしましょう。

血管は、温度の高いところでは熱を放出しようと広がり、温度の低いところに行くと、熱を逃がさないように収縮するという特性があります。

その結果、血圧が急激に上昇します。温度差が大きいほど、血圧は上がり、状態は危険になります。

お風呂に入るときは寒暖差があるので、特に注意が必要です。

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