腸の健康について

腸はセカンド・ブレイン(第二の脳)と呼ばれるほど、人体において重要な役割を果たしています。

しかし、何故そのように呼ばれるのか、あなたは知っていますか。今回は腸の働きと健康についてお話しして参りましょう。

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★腸はセカンド・ブレイン
腸が第二の脳と呼ばれる所以は一体何でしょうか。実は、腸は独立した神経ネットワークを持っています。そのため、自立して臓器を動かすことも可能です。

また、腸と脳はお互い密に連絡を取り合っています。例えば「便意」を例にとって説明すると、便が腸の運動により直腸に到達した際、便が到達した旨の信号を送ります。それを受けて脳が「便意」を発するのです。

このように、腸は脳と密接に関わっているため、ストレスやイライラを感じた際、下痢や便秘が起こりやすくなっているのです。

★腸の働き
それでは、腸の働きには一体どのようなものがあるのでしょうか。
以下の役割が挙げられます。

・消化
腸の中でもっともポピュラーなのがこの消化機能ではないでしょうか。「胃腸」などと呼ばれるように、腸は胃と協力して食物を分解し、栄養を吸収する役割があります。

実は、栄養素のほとんどは腸で吸収されています。不要な要素は排泄物として体外に排出されます。

・免疫器官
腸には、体内に取り込まれた有害物質を、体外に排出する機能が備わっています。
腸内に入ってきた物質を、有害か無害か素早くジャッジします。

その働きの主な担い手となるのが、良く知られた「腸内細菌」です。腸内細菌の善玉菌には、NK細胞やマクロファージなどと呼ばれる免疫細胞を活発化させる働きがあります。

興味深い点は、これら免疫機能の働きに私たちの精神面も関わっているということです。ストレスや不快な思いを抱えていると免疫力も低下し、病気にかかりやすいという訳です。

・解毒
体内で解毒の働きをするのは主に肝臓ですが、腸にはその負担を軽減する役割があります。腸の持つ免疫機能が、肝臓の解毒機能を助け、負担を軽減します。

★健康な腸を保つためには
それでは、健康な腸を保つためには、どのような工夫が必要なのでしょうか。
例を挙げてみましょう。

・善玉菌を増やす
腸内の免疫機能を高めるためには、善玉菌を増やすことが有効です。善玉菌は、ぬか漬けやヨーグルトなどの発酵食品を摂ることによって増やすことが可能です。

・適度な運動
適度な運動を行うことによって、腸の活動を活発にすることが出来ます。腸が活発化することにより、便利などの不調を防ぐことに繋がります。

その他にも、ストレスを溜め込まないことや、暴飲暴食を避けることなどが健康な腸を保つ鍵となります。

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