体の中心・丹田(たんでん)について

皆さんは、丹田という言葉についてご存知でしょうか。ヨガや気功に興味のある方なら、もしかしたら聞いたことがあるかも知れませんね。

今回は、体の中心部にある「丹田」の秘密について探っていきましょう。

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★丹田とは
そもそも、丹田(たんでん)とは一体何を指すのでしょうか。丹田とは、へそ下の下腹部を指します。解剖学的に筋肉や臓器があるという訳ではありませんが、気功の世界では気力が集まる場所として重要視されています。

丹田は、体の中で軸となる場所です。プロ野球選手やサッカー選手、柔道家などのアスリートは、技やプレーで自分の力を100%出し切るために、丹田を意識することが重要とされています。

丹田を意識することによって、軸がぶれることを防ぎ、余分な力を抜いた状態で競技に臨むことができます。

★丹田の鍛え方
それでは、丹田を鍛えるために、どのようなトレーニングを行えば良いのでしょうか。
以下に具体的な方法を挙げます。

・丹田呼吸法
丹田呼吸法は、丹田を意識して呼吸を行うことです。

・まず、リラックスした状態で椅子に浅めに腰かけます
 リラックスした状態と言っても、だらけて座ることを指すのではありません。
・背筋を伸ばし顎を引いて、肩の力を抜いて下さい
・両足は肩幅について、手を丹田へ重ねて置きます
・鼻からゆっくりと息を吐きながら、体を30度ほど前傾させます
 この時、息を吐き切らず、一呼吸分残しておきます。
・30度ほどの所まで体を前傾させたら、そこで一旦停止し、お尻に力を入れて肛門
 を締めます。

・その後、ゆっくりと息を吸いながら、体を元の姿勢に戻します

・四股ふみ
四股ふみは丹田を意識しながら下半身を鍛えることによって、全身のバランス感覚を養うのに適した方法です。

また、股関節を柔らかくすることでしなやかな筋肉を作ることが出来ます。

★丹田を鍛えることの利点
丹田を鍛えることによって、実際にどのような利点があるのか、考えてみましょう。

・新陳代謝が上がり、血行が良くなる
丹田を意識することは、より深く呼吸することに繋がります。深い呼吸によって、酸素が全身に行き渡り、血行が促進されます。

結果的に代謝が上がることになり、脂肪が消費されやすく、痩せやすい健康的な体になります。

・精神的に安定する
度胸のある人や落ち着いた人のことを「腹の据わった人」と表現する場合があります。腹が据わるとは、まさに丹田に意識的になり、重心がぶれない体のことを指します。

重心のぶれない体の使い方をすると、気持ちの揺らぎもなくなり、常に冷静沈着で堂々とした精神状態でいることができます。

さて、奥深き丹田の世界についてご紹介致しましたが、いかがでしたでしょうか。
丹田を知り、意識することによって、心も体もリラックスしましょう。

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