ボトックスで汗のニオイ対策

暑い季節はニオイがなにかと気になるもの。

とくに、脇の汗は、他の部位から出る汗のニオイと違って、恥ずかしいですよね。女性の身だしなみとしては、なるべく抑えたいニオイです。

また、せっかくのファッションも、汗ジミができてしまうと、目も当てられない状態になりますよね。

汗対策として、制汗剤や汗取りパッドを使っている方も多いかもしれません。

いろいろな制汗関連商品が販売されていますが、こまめに付け直したり、毎日持ち歩いたりしないといけなかったりと、ケアを続けることがなかなか大変だったりします。

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それでも、対策がとれるうちはいいのですが、中には、体質的に、気温に関係なく、汗をかいてしまう方もいるものです。

これは「多汗症」と呼ばれる症状です。

緊張やストレス、不安など、心の状態によって、汗をかいてしまいます。

ワキのこともありますが、汗腺の多い頭、足の裏などに汗をかいてしまうことも多いです。

こうした心の状態から脇に汗をかいてしまう症状は「腋窩多汗症(えきかたかんしょう)」と呼ばれます。

ワキはもともと汗腺の数が多いので、腋窩多汗症の対策はやっかいです。

こうした症状に悩まされている人や、そこまでいかないけれど、脇汗の悩みを解消したい、という場合、デトックスを利用する、という選択肢があります。

美容クリニックで治療として行われているデトックス注射です。

多汗症の治療に使われる「ボトックス注射」は、美容クリニックでしわとりなどに使われているメニューです。

アンチエイジングとして、しわ取りの治療にボトックスが使われているのは、よく知られていますよね。

ボトックス注射は、しわ取りをはじめとしたデトックス治療のほかに、多汗症の治療にも使われているのです。

その理由は、ボトックス注射が汗をかくことに関係の深い、「エックリン汗腺」と「エポクリン腺」にはたらきかけるためです。

汗を出すのは、「汗腺」という器官からです。

でもこの汗腺にも、種類があります。

汗腺自体は、体全体にあります。水分を分泌して、体温を調節する機能を持つのが、「エックリン腺」です。

ワキや外耳、陰部などにあるのが「アポクリン腺」で、これがニオイの元になっています。

アポクリン腺は、元々、フェロモンの分泌期間として作用しているものです。

でも、嗅覚よりも視覚が発達した現代人、それにアポクリン腺の数が少ないと言われる日本人の間では、敬遠されがちな存在です。

多汗症の汗は、エックリン汗腺から出る汗です。

それ自体はほぼ無臭なのですが、長時間皮膚にとどまると、細菌が増えて、ニオイが出てきます。

エックリン汗腺が蒸発するとき、脇汗の原因であるアポクリン汗腺からのニオイも拡散して、ニオイが広まります。

ボトックスには、身体器官を麻痺させて、はたらきを鈍らせる効能があります。

だからしわのある部分に注射すると、しわが消えます。

このボトックスをエックリン汗腺やアポクリン汗腺に注射すれば、ニオイの強い汗を分泌するはたらきが鈍って、ニオイ対策ができるというわけです。

ニオイが気になる方は、検討してみてくださいね。

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