最近、疲れやすいと感じているのなら、そこに何らかの疲労を生み出す原因が隠されている可能性があります。
そして、疲労が知らず知らずのうちに蓄積して、疲れを感じてしまいます。
気が張りつめていたりすると、そのときは疲労を感じないものですが、一息ついたときにどっと疲れが押し寄せてくることもあります。
疲労の自覚がある人も、ない人も、「お疲れ度」が体に現れていることがあります。
気を張り詰めていて、心身に負担をかけすぎていることに気付かずにいると、あとで体調を崩してしまうかもしれません。
あなたの「お疲れ度」をチェックしておくことは、毎日を健康に過ごすために、とても大切です。
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疲労と言ってもいろいろなものがあります。
体を動かして疲れた肉体的な疲労と、人前でプレゼンしたりするような精神的な緊張による疲労があります。
なにが原因により、疲労の回復の速さ、程度が変わってきます。
体に現れる疲労のサインは、肉体的疲労、精神的緊張のいずれでも、体の部分的な筋肉の過緊張として出てくる、という共通点があります。
そうなると姿勢的な変化が現れ、疲労していないときならどうともないような動きでも、しにくくなってしまうものです。
そこで、自分の疲労を知るサインをチェックしてみましょう。
そして早めに疲労から回復させることが大切です。
~疲労度チェック法:肩甲骨が壁から浮かずに着くか?~
背中を壁にくっつけてみてください。
簡単な動作ですが、日常的にこのような動作をしている方はあまりいないのでは。
心身の疲労が姿勢に関係する筋肉に影響すると、肩甲骨の位置が変化していくことがあります。
理想的な肩甲骨の位置は床に対して垂直ですが、疲労がたまってくると、90度が保てずに、肩甲骨が浮いた状態になるのです。
まず、かかととお尻を壁につけます。
お尻の位置に合わせて足元の位置も調整します。
背中を壁につけて、肩甲骨の大部分がつけば、疲労はたまっていません。
しかし肩先が体の前にいって、背中が浮いてしまうようなら疲労がたまっている可能性があります。
頭や腕を支える首の筋肉、背中の筋肉に張りが起きているのかもしれません。
そうした状態になっているようなら、エクササイズで解消してみましょう。
①両肩をすくめた状態で、曲げた左右の肘を背中の後ろまで近づけます。
肩甲骨が寄っていることを意識しつつ、5秒間キープ。
②左右の肩甲骨の間を伸ばすように、両腕を前方に動かしてストレッチします。
これを10秒キープ。
3回繰り返して1セットです。
壁に背中をつけるだけで疲労度がチェックできるのだから、時間を選ばないし、どこでもチェックできます。
疲れてるかもしれないな~と思ったら、壁の前に立って、疲労度をチェックしてみましょう。
そして、疲労を感じたら、そのままエクササイズで体をほぐしてあげると、疲労の慢性化を防ぎやすくなります。