髪を傷める静電気

寒い季節になってくると、静電気が気になるものです。

なにかに触ってバチっと静電気の刺激が来たりしますよね。

髪にも静電気が生まれやすくなります。

髪に静電気が起きると、バチっとはいいませんが、髪が広がってまとまりにくくなってしまいます。

静電気はヘアスタイルに影響します。

髪や頭皮にダメージを与えてしまうこともあるでしょう。

静電気が発生する原因を探り、静電気から髪と頭皮を守りたいですね。


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そもそも静電気が起きるメカニズムを知っておくと、正しい対策をとりやすくなります。

そもそも、地球上のすべての物質は電気を帯びています。

電気はプラスとマイナスがあります。

通常時は同じ量があって、安定しています。

こういうときは、日常生活で物質に電気があることは、あまり意識されません。

電気を帯びることを帯電と言います。

帯電している状態を、静電気と言います。

なぜ静電気が発生するのかというと、物質と物質がこすれるためです。

このとき、電気が発生します。

プラスとマイナスの電気のバランスが崩れて、静電気が発生するのです。

ブラシでとかすと髪が広がってしまうのは、プラスに帯電したブラシと、マイナスに帯電した髪の毛が反発しているからなのです。

ちなみに、ドアノブに触れたり、服を脱いだときに起こるパチパチのことも、静電気と言いますが、これは「静電気による放電現象」によるものです。

ドアノブなどの電気を通しやすい物質を触ると、プラスの電気は電気を通しやすい乾燥した空気を利用し、マイナスの電気と結合しようとします。

結合する時、電気的に安定しようと、一気に放電されます。

これは小さな「雷」の状態です。

この作用による、静電気を感じるのです。空気中に放電されると静電気は無くなります。

そして髪のお話です。

髪が健康な状態だと、髪の内部に約12~13%の水分が保たれています。

毛先のほうが、頭皮のほうよりも水分が少なく、乾燥しています。

そのため、静電気は起きやすくなります。

毛先がこすれたり、からんだりしやすくなります。

これが切れ毛やなどにつながって、さらなるダメージにつながってしまいます。

静電気があると、頭皮にも悪影響を及ぼしてしまいます。

髪の広がりといった気になる現象は、水分の少ない毛先に起こりやすいのですが、根本だって、やっぱりダメージを受けてしまうのです。

乾燥して、帯電した頭皮はちりやほこりを寄せ付けます。

ちりやほこりには、いろいろな病原菌が付着しています。

これらが頭皮についてしまうと、頭皮のかゆみを引き起こしたりしてしまいます。

乾燥して、はがれた頭皮の表面から内部に、病原菌が入って、頭皮トラブルの原因になってしまいます。

寒い季節は、髪が静電気の影響を受けやすい時期です。

だからこそ、静電気から髪と頭皮を、しっかり守りたいものですね。

正しい方法を知っていれば、髪と頭皮を守りやすくなりますよ。

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