秋冬の食中毒

食中毒は夏に頻繁に起きるイメージが強いと思いますが、秋冬はどうでしょうか。
食中毒は免疫力が低い方がかかると命を脅かす危険性があります。

食中毒の知識を深めて、衛生面を徹底しましょう。

スポンサード リンク

★秋冬はノロウイルスに注意

食中毒の原因は、様々ですが秋冬に引き起こされる食中毒は、ウイルス性であることが多いです。

よく夏に聞く細菌性の食中毒は、高温多湿を好み繁殖する傾向がありますが、秋冬は空気も乾燥して気候も涼しいためウイルス性の食中毒が増加する傾向があります。

ウイルス性の中でも、もっとも多く発症するのがノロウイルスです。
このウイルスは感染力が強く、感染規模が拡大することも多いです。

★秋冬の食中毒を予防する方法

食中毒の原因菌となるウイルスは、基本的に加熱処理をすることで死滅させ、食中毒の被害を食い止めることができます。
そのため、調理する際はしっかり火が通ったものを選んで食べることが大切になります。

特に、これからの季節はには長期休暇を取る方も多いため、生活習慣が崩れたり、免疫力が低下する傾向にあります。
手洗いを徹底して行い、調理する際は食材に菌をつけないように注意しましょう。

★ノロウイルスの原因となる食べ物

ノロウイルスの原因となる食べ物は、主に二枚貝です。
牡蠣をはじめ、あさりやシジミ、ハマグリ、赤貝などには注意する必要があります。

特に、牡蠣が原因でノロウイルスにかかる人が多いです。
それは、牡蠣を生で内臓ごと食べることが多いからです。
内臓にノロウイルスを保有しているケースが多いため、生で食べる際はノロウイルスになるリスクがあるということを念頭に置いておきましょう。

そして、大事な予定がある場合は、しっかりと加熱したものだけを食べるようにしましょう。

★ノロウイルスにはアルコール消毒は効果ない

手を綺麗にする際に、アルコール消毒を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
しかし、ノロウイルスには、アルコール消毒は効果がありません。
効果的なウイルスの落とし方は、石けんを使用して念入りに手洗いを行うことです。

★効果的な手洗い方法

手を洗う前に洗い残しがないようにブレスレットや時計、指輪などの装飾品を外しましょう。
水で手を濡らした後、石けんを手の平と手の甲につけて手首までしっかりと擦りましょう。

指と指の間もしっかりと洗いましょう。
ブラシを使用して指と爪の間を洗うようにしましょう。

しっかりと洗えたら、十分に水で流して清潔なタオルやペーパーで水滴を残さないように拭き取りましょう。
少しでも水気が残っていると、そこから菌が繁殖してしまうので気をつけましょう。

1日に同じタオルを使うのは不衛生です。
こまめに使用するタオルを変えることが清潔を維持することに繋がります。

★家族がノロウイルスにかかったら

使用するタオルは、別々にしましょう。
また、患者の便や吐物で感染してしまうため、しっかりと拭き取るようにしましょう。

処理する際は使い捨ての手袋やマスク、エプロンを付けて行いましょう。
次亜塩素酸酸性アルコール消毒剤を使用することをおすすめします。ノロウイルスは非常に感染力が強いウイルスです。

他の健康な家族への二次感染を防ぐことが大切です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。