高血圧の予防は食事療法が有効になってきます。
高血圧が気になる方は、以下にご紹介する食事に気を付けてみるとよいでしょう。
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★減塩
高血圧の予防で大切なのは、減塩です。
塩分を摂りすぎるお血圧を上げると言われているからです。
現在、日本人の1日の塩分摂取量として推奨されているのは10g未満です。
しかし高血圧患者の場合はさらに基準が厳しくなり、1日6g未満が良いとされます。
減塩する方法としては、いつもの料理の味付けを薄くして減塩料理にするというやり方があります。
また、しょうゆの代わりに酢で味付けして、少ない塩分量でも満足感を出せるように工夫するのもよいでしょう。
醤油さしは、ドバドバ醤油が出てしまうので、「ミスト式醤油さし」「ラー油式醤油さし」を浸かったりして、出てくる醤油の量を調整するといいです。
★ミネラルとビタミンをたっぷり
高血圧の予防では、バランスの取れた食事で、ビタミンとミネラルを摂取することがよいです。
特に、新鮮な生野菜や果物を摂ることは、高血圧予防を考えた食事でとても大切です。
果物や生野菜にはカリウムが含まれており、塩分の排出に役立ちます。
ただ、このカリウムは、腎臓が悪い方は摂りすぎに注意しないといけません。
★DASH食
DASH食というのは、Dietary Approaches to Stop Hypertensionの頭文字であり、米国保険研究所などが提唱している、高血圧患者向けの食事療法です。
DASH食の基本は、以下の2つを守るということです。
①果物、野菜、低脂肪の乳酸菌をたっぷりとる
②肉類と砂糖を減らす
血圧を下げる作用のある食品を食べるときは、それ単体で食べるよりも、他のものと組み合わせて食べるほうが効果は大きくなります。
DASH食では、この考え方に沿った食べ方をしていきます。
軽症の場合なら、降圧剤を服用しなくても、DASH食だけで高血圧が改善する人もいると言われています。
★チョコレート
チョコレートにはカカオポリフェノールが含まれています。
カカオポリフェノールには、血管を広くする作用があります。
だから血圧を下げる効果が期待できるのです。
明治の研究によれば、高血圧のラットにカカオポリフェノールの代表的成分「カカオプロシアニジン」を含む抽出物(CBP)を摂取させて、血圧や血中物質の影響を見てみたところ、CBPを2か月間摂取したラットは、血圧上昇抑制効果が出ています。
CBPは高血圧によっておこる血管の炎症反応、血管収縮を抑制し、血管内皮機能を改善することで、血圧の上昇を増やす効果が期待されています。
ただ、チョコレートは高脂肪・高糖分の食べ物でもあるので、食べ過ぎてしまうと肥満や糖尿病の原因になってしまいます。
食べすぎに注意して、適度に食べるようにするといいですね。
おいしいからと食べ過ぎてしまってはいけませんよ。