レジャーなど、
屋外で体をよく動かした日は、ぐっすり眠れるものです。
疲れた日によく眠れるのは、当たり前のことのように思えます。
でも実際に、普段から運動をしていると、
そうでない人に比べて、中途覚醒しにくく、睡眠の質が良くなります。
なぜかというと、
運動による適度な疲労に比べて、体温変動が作用しているからです。
私たちの体は、
昼は体温が高く、夜になると徐々に下がっていきます。
そして体温がもっとも下がったときに、
眠りにおちやすいとされています。
運動すると、体温は上昇します。
そのあと、
血液や汗が熱を放散しようとして、自然と体温が下がります。
運動をしないときに比べて、
体温がより低下しやすくなります。
この体温変動により、
深い眠りの状態をつくりやすくなっているのです。
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これを考えると、
スムーズな眠りのためには、
からだへの負担が少ない有酸素運動が、
スムーズな眠りには効果的であることがわかります。
長続きしやすいように、
ウォーキング、水泳、ストレッチをすると、眠りやすいです。
激しい運動をしてしまうと、
逆に興奮状態を招いてしまうので注意。
筋肉痛により、
寝つきも悪くなってしまうおそれもあるので、
軽い運動が良いでしょう。
眠りにつくための運動としては、
夕方から夜にかけて行うのがおすすめ。
この時間帯に体を動かすと、
ベッドに入るころに、ちょうど体温が下がってきます。
早朝のウォーキングは気持ちがいいいですが、
眠りをもたらすという点では、あまり効果はありません。
また起きてしばらくは血圧が高いので、
午前中はなるべく運動しないほうがいいです。
運動は、たまに行っても効果は低いです。
習慣として、
週に2~3回行うと効果が出てきます。
普段から寝付きにくい人ほど、
運動によるねむりの効果は高いです。
健康のためにも、ダイエットのためにも、
運動は良いですから、ぜひ継続したいですね。
寝る前に軽いストレッチをすると、
ダイレクトに眠りに効いてきます。
寝る前ストレッチのポイントとしては、
力を入れすぎないことです。
そして呼吸を止めてはいけません。
無理をせず、少しだけ体を動かすようにしましょう。
これで、
血行が促進されて、体があたたまりやすくなります。
その日の気分で動かしたいところを動かすだけ、
というだけでも効果があります。
寝る前のストレッチ、習慣づけたいです。
寝る前ストレッチとしておすすめの方法をいくつかご紹介します。
★座ってゆっくりと首をまわしたり、前後に動かす
★座って腕を揚げ、肘から折り曲げて手のひらを手中につける
★うつぶせになって胸の脇に手を付き、上半身を持ち上げる
★仰向けに寝て、両膝を両腕で抱えて背中を伸ばす
すぐにできる、ムリのないストレッチをするのが大切です。
やりすぎてしまって、体が興奮状態になってしまっては、
スムーズな睡眠を得られなくなります。
ちょっと体が温まってきたかな、
と思ったらやめて、ベッドに入りましょう。