年齢を重ねると、女性ホルモンの分泌は減っていきます。
女性ホルモンは、女性が女性らしくいるために大切なものです。
妊娠や出産、ツヤのある美肌づくりにも役立ちます。
また、カルシウムの吸収を促して骨を丈夫にしたり、脂質の代謝を促して太ってしまうのをコントロールしたりするのも、女性ホルモンのはたらきです。
女性ホルモンは、睡眠不足により、減少することが分かっています。
忙しい毎日ですが、睡眠時間はきちんと確保したいものです。
また、加齢によっても、女性ホルモンは減少してしまいますから、年齢を重ねるごとに、より睡眠に対し、配慮していきたいです。
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2015年の国民生活調査報告書によると、40代の平日平均睡眠時間は、6時間41分となっています。
しかも、有職者でも、専業主婦でも、睡眠時間に差がないこともわかっています。
仕事をしても、仕事をしていなくても、40代の女性は、慢性的な睡眠時間不足に陥っていることが、読み取れます。
40代女性は、タイトな睡眠時間のなかで、生活しているのです。
どうしてこのように、40代の女性の睡眠時間が減っているのかと言うと、「家族へのケア」が考えられます。
この年齢の女性は、家族の中心として動いています。
帰宅が遅い、だんなさんのために起きて待っていたり、朝は早く起きて、子供たちのお弁当を作ったり、朝食をつくったりしています。
これに加えて、女性は、肌のケアをしたりして、就寝前に身支度をしたりしないといけません。
だから自然と、睡眠にとれる時間は減って行きます。
「美容のためにはスキンケアは外せない!」と思っているのかもしれません。
しかし、睡眠時間を削って丁寧なスキンケアに充てるよりも、早めにすませてぐっすり眠ったほうが、女性ホルモンが活性化して、ずっと良い美容効果が得られることもあるのです。
睡眠前のスキンケアに時間をかけすぎている方は、今一度、スキンケアの流れを見直してみましょう。
女性らしい体をつくるために、女性ホルモンを活性化させるために必要は睡眠時間は、どれくらいなのでしょうか。
良く言われるのが、「8時間睡眠」です。
しかし、これは実は、医学的な根拠はないのです。
その人によって、必要な睡眠時間というのは、変わります。
3時間~4時間程度の睡眠でも大丈夫な「ショートスリーパー」もいれば、半日近く睡眠をとらないと調子が出ない「ロングスリーパー」もいます。
適切な睡眠時間には個人差があるのです。
理想の睡眠時間について考えるとき、この個人差は必ず考慮しないといけません。
こうした個人差を考えた上で、あえて理想の睡眠時間を定義するとしたら、7時間前後、と言えるでしょう。
これより少ない人は、睡眠時間を増やして、7時間に近づけるようにしましょう。
普段あまり睡眠時間を取っていない人が、いきなり7時間眠るのは難しいです。
だから、最初は10分ずつ就寝時間を前にずらしていきましょう。
慣れてきたら、20分前にずらし、30分前にずらしていき、起きる時間から逆算して、睡眠時間がとれるように調整しましょう。