涼しい秋になると、それに伴い、食欲も増えて行くものです。
美味しいものに囲まれていると、ついつい食べ過ぎてしまいますね。
そこで、香りを上手に使って、食べ過ぎたくなる衝動を抑える方法をご紹介します。
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嗅覚というのは、人の五感の中で、もっとも動物的な感覚です。
脳の仕組みから見ても、人の本能、欲求は、嗅覚と密接につながっているのです。
そのため、香りは本能の1つである食欲にも大きく影響しています。
良い香りは食欲をそそるものです。
焼き肉の匂いがすると、食欲が増します。
焼きたてのパンの香りをかぐと、食べたくなります。
コーヒーや紅茶の香りが食欲を刺激します。
でも、香りで食欲を抑えるのって、けっこう難しかったりします。
しかしアロマなら、暴飲暴食を防ぐことも可能です。
例えば嫌なことがあるとやけ食いしたくなるものです。
食べることは、感情と密接にリンクしています。
そこで、アロマにより感情に訴えかけることで、食べ過ぎを防ぐことが可能になってくるのです。
食欲を抑えるのに効果的なのは、エッセンシャルオイルに含まれる香りです。
硬水などにも配合されていますが、ややクセがあるので、最初は加減しながら使うようにしましょう。
~食欲をコントロールするアロマ~
★ゼラニウム
ゼラニウムは、フウロソウ科の植物です。
葉から香りがします。ローズみたいな香りですが、ローズよりもグリーンノートがやや強めになっています。
感情の高ぶりを調節して、気持ちをリラックスさせてくれます。
ホルモン分泌のアンバランスを改善する効果もあります。
生理前に、食欲が増えやすいときは、特におすすめの香りです。
★ベチバー
ベチバーは、イネ科の植物です。
根から香りがとれる、とても珍しいアロマです。
香りはインパクトが強く、初めてかぐときは驚くかもしれません。
土や樹皮のような、落ち着いた香りがします。
そうした香りが、心を冷静にして、落ち着かせて、ドカ食いしたい気持ちを抑えてくれるのです。
感情が高ぶって食べたくなったときは、ベチバーの香りを試してみましょう。
アロマを試すときは、キャンドル式のアロマポットが使いやすいです。
ただし、火の取り扱いには注意しましょう。
100円ショップにある陶器に熱湯を注ぎ、エッセンシャルオイルを数滴落としてテーブルに置いておくだけでも効果的です。
アロマバスもいいですね。
お風呂に入るとリフレッシュできますが、そこにアロマを数滴たらして、よくかき混ぜてから入浴すると、食欲をじんわり抑えることができます。
外出時には、ハンカチにエッセンシャルオイルを1滴たらしてときどき香りを嗅ぐと効果的です。
ただし、ベチバーは色が濃く、ハンカチにシミができてしまうので、コットンに垂らすようにしましょう。
嗅ぐタイミングとしては、基本的にはいつでもいいのですが、気分がマイナスに偏ったときや、食前が良いですね。
十分嗅いだと思ったら、ストップしましょう。