「ヒアルロン酸注入」という言葉は、美容に関心がある方なら、一度は耳にしたことがあるかもしれません。
ヒアルロン酸注入をすると、「若返り」ができます。
たるんでいた皮膚をリフトアップしたり、しわをなくすことができます。
気になるヒアルロン酸注入について、くわしく見てみましょう。
まず、ヒアルロン酸の定義とは。
これは、お肌のへこみが気になる部分に、ヒアルロン酸を注入することで、ボリュームを出して、形を整えるために行われる施術のことです。
ヒアルロン酸というと、美容系の健康食品で「飲むヒアルロン酸」として、よく販売されていますよね。
健康食品のヒアルロン酸と、美容外科で使われるヒアルロン酸とは、全く違うものです。
飲むヒアルロン酸は、動物や植物から抽出した成分のことです。
これに対して、注射で使うヒアルロン酸は、試験管の中で細菌を培養させ、合成させたものです。
ヒアルロン酸は、ほうれい線が有名ですが、そのほかにも目の下やマリオネットラインなど、表情によって動かないへこみに効果があります。
ヒアルロン酸注射の「注射」という言葉から連想されることですが、これって痛いのでしょうか。
その感じ方は、個人差があるようです。
注射針を刺すときと、ヒアルロン酸を皮下に注入するときに、多少の痛みがあります。
しかしこれは、麻酔クリームを塗布することで軽減することができます。
痛みに敏感な方は、ヒアルロン酸注入を美容外科で受けるときには、麻酔クリームによるケアがあるかどうか、訊いてみるといいですね。
ヒアルロン酸を注入すると、内出血が起こることがあります。
これは、針が血管に当たった場合、まれに内出血することがあるからです。
この内出血は1週間弱で消えます。
それまでの間は、メイクでカバーするようにしましょう。
いらぬトラブルを避けるために、注射した翌日までは、ジムやマッサージなど、血行が促進されてしまうようなことは避けたほうが無難です。
ヒアルロン酸の効果は、注入してから1~3年くらいは継続するとされています。
肌に弾力があり、圧力がかかるところは、早く亡くなりやすくなります。
平均では、半年~1年前後で効果が薄れてきたと感じることが多いようです
ヒアルロン酸注入は永続的に効果が続くわけではないので、効果をずっと継続させたいときは、効果が薄れたなと思ったらまた注入する必要があります。
青グマがある方が、ヒアルロン酸注入をする場合は、注意が必要です。
ヒアルロン酸は、無色透明の素材なので、目の下に青いクマがあると、ますます青く見えてしまうケースがあるからです。
また、一度にたくさん注入すると、形を修正したいときに、またお金や時間がかかってしまいます。
何度かに分けていくのは面倒かもしれませんが、無用なトラブルを避けるためにも、少しずつに分けて、様子を見ながら注入していったほうが確実です。
お値段は0.1mごとに1万円ほど。
目のクマなら、両目でもこの分量で十分な効果を得ることができます。
深いほうれい線の場合は、0.3~0.5mlくらいが適量とされます。