風邪をひいてしまったら、早めに治したいもの。
病院で薬を処方してもらって飲む以外に、セルフケアとしてぜひしておきたい「風邪の治し方」があります。
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~風邪の治し方①水分補給~
風邪をひいて発熱すると、食欲が落ちて食事量が減ります。
これにより、栄養が不足しがちになることはもちろんですが、食事で摂取する水分摂取量も減ってしまいます。
しかも発熱により発汗が起きるので、脱水症状を起こしやすくなります。
脱水を防ぐためには、水分補給はしておくほうが良いのです。
水だけを飲むのがつらいようなら、はちみつやレモンを混ぜるなどして、飲みやすく工夫するのもありでしょう。
~風邪の治し方②ストレス~
精神状態と免疫系の関係は、完全には分かっていません。
しかしうつ状態やストレス過多の状態では、免疫系のはたらきの調節が悪くなることが分かっています。
風邪をひいたな、と思ったら、気分はすこし、うつっぽくなるものです。
気分が沈んでいるからと、カラ元気になる必要はありませんが、なるべくストレスがたまらないように気を付けたほうがいいです。
ストレスを減らす方法というのは、どれが有効かというと、それぞれによって違います。
例えば、野球観戦をすると気分がすっきりする、という人がいますが、私は全然そんなことにはなりません。
かえってストレスがたまってしまいます。
同じように、それぞれで「楽しい」「くつろげるな」と思えるポイントは違うものです。
好きな音楽を聞いたり、映画鑑賞をするなど、自分がリラックスできる方法を探しましょう。
ストレス解消効果が期待できそうな方法として、幅広くあてはまりそうなのがハーブティーやアロマテラピーです。
ハーブティーは、香りでくつろげるのに加えて、水分補給にもなります。
だから、ダブルで風邪に効くというわけです。
~風邪の治し方③入浴~
温かい浴槽につかると、気持ちがいいものです。
しかし長時間の入浴は、脱水の原因になってしまいますから、風邪をひいているときは避けたいものです。
また、脱衣所や他の部屋と、浴室との温度差がありすぎると、体にとってストレスです。
温度差によるストレスや脱水以外では、風邪のときに入浴はダメだという理由はありません。
一般家庭で、空調が整った状態で、短時間に入浴したり、シャワーを浴びたりすることは問題がないとされています。
微熱、たとえば37.5℃くらいまでなら、短時間のシャワーや入浴をしても、問題ないというのが最近の考え方になっています。
~風邪の治し方④解熱剤の使い方~
風邪をひくと、すぐ熱を下げないと、と思う方がいます。
しかし発熱は病原体に対する免疫反応により起こるものです。
解熱剤を使ってしまうと、この免疫反応そのものを抑制してしまうことになります。
だから、熱を下げているのに病気が長引いてしまう、ということが起こりうるのです。
原則として、解熱剤は使わずに風邪を治したほうが良いでしょう。