世界の美容から【モロッコ編】

日本人だからこそ、日本人ならではのスキンケアをしたい。これは、至極当然な願いです。

しかし、だからこそ世界に目を向けることによって、改めて私たち独自のスキンケアについて考えてみようではありませんか。

今回は、そんな趣旨のもと、モロッコでのスキンケアについてお話しして参ります。

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★美容大国・モロッコ
モロッコは美容大国と呼ばれ、特にモロッコ南西部にしか存在しない希少な「アルガンオイル」などは世界中の女性たちをとりこにしてきました。

モロッコというとアフリカの北西部に位置することか、砂漠地帯であるイメージが強いですが、実際には自然豊かで地域によって海や山、そして砂漠など広がる光景も様々です。

また、モロッコでは伝統美容が盛んであり、ミネラル豊富な粘土から作られる「ガスール」や天然の染料「ヘナ」などは古くより愛用されていました。

また、女性たちの美意識も高く、「ハンマム」と呼ばれる公衆浴場では、肌や髪など、じっくりと時間をかけてお手入れする習慣があります。

★モロッコ発の天然コスメ
さて前項でも少しお話ししましたが、ここでモロッコのコスメにはどんなものがあるのか見て参りましょう。

・アルガンオイル
アルガンオイルとは、モロッコ南西部のみに自生する「アルガン」という植物の種子から抽出されるオイルのことを言います。

ビタミンEが豊富で強い抗酸化作用が注目され、世界中で大人気となりました。アルガンオイルは、低刺激で浸透性が高いため、顔だけでなく全身に使え、大変便利です。

・ガスール
ガスールは、モロッコのみで産出される天然の粘土です。洗浄力と保湿力の両方を兼ね備え、古来より、肌や髪など全身のケアに愛用されてきました。粉末の状態から水に溶き、練り合わせて使用します。

・ヘナ
ヘナとは、西南アジアから北アフリカに広く自生する植物です。染料に使われるのは葉の部分で、乾燥して粉末状にした後、水分を足してペースト状にします。

モロッコでは結婚式の際、手や足にヘナで模様を描く習慣があります。日本では、白髪染めの染料として良く知られています。

★注意点
それでは、モロッコのコスメを使う時に実際にはどんな事を注意すれば良いのでしょうか。

まず、アルガンオイルについては、「品質の良いものを選ぶ」ということです。アルガンオイルは、40の実からわずか1ℓしか取ることが出来ません。そのため、どうしても高価になりがちです

安価なものを見かけたら、それが本当に信頼のおけるものかどうか見極める力が必要です。

ガスールについては、マッサージする際優しく行うことが肝要です。力を入れ過ぎると肌を傷つける恐れがあり、危険です。

ヘナは、繰り返し使用すると、後で髪色を明るくしようとしてもなかなか戻りません
染める際には美容室などで良く相談してから行った方が賢明です。

モロッコのコスメを使用する際は、自分の肌や体質を良く考えてから使用しましょう。

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