世界の美容から【フランス編】

日本人だからこそ、日本人の肌にあった美容法を実践したい・・・。そう思うことはごく自然のことです。

しかし、逆転の発想で世界の人々の肌の特質と美容法を知ることによって、改めて自分に本当に合った美容のありかたを見直すことも出来るのではないでしょうか。

今回は、美の大国・フランスの美容法についてお話し致しましょう。

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★フランスの気候と肌
フランスは、国土も広く気候も地方によってまちまちです。主に大陸性・山岳性・海洋性・地中海性の四つの気候に分類されます。

ここでは、日本人が最も多く居住し、知名度の高い都市、パリについてお話しします。パリは、西岸海洋性気候に属しています。夏でも比較的湿度が低く、さらりとして過ごしやすいことが多いです。

また、冬は湿度が低く乾燥しているため、体感的には日本より寒く厳しく感じます。
パリの気候におけるキーワードは「乾燥」です。この乾燥が、フランスを訪れる多くの日本人にとって大きな悩みとなっています。

フランス人を始めとするヨーロッパ人は、肌の角質が厚く日本人は角質が薄いということでも知られています。

そのため、フランス人の肌が乾燥に強いということに対し、日本人の肌は乾燥に弱くケアをしないでいると、どんどん水分が奪われていくという構造になっています。

★フランス人の肌ケア
フランス人と日本人の肌ケアでは、例えば化粧水の使い方一つをとっても違うものになります。

日本人の場合、化粧水は保湿のニュアンスで使われますが、フランス人にとっては拭き取り用として使用されることが多いということです。

では、フランスでは一体どのように保湿をしているのでしょうか。答えは、「クリーム」です。洗顔後、すぐにクリームをつけることによって、乾燥を防いでいるのです。

ちなみに日本人が洗顔後すぐにクリームをつけるケアを行うと、どうなるのでしょうか。実は、日本人の肌は皮脂の分泌量が多く、油分が過剰になりがちです。

そのため、洗顔後直接クリームを肌に塗ることによって、油分過多の状態になり、毛穴がつまり、ニキビなどのトラブルが起こってしまう可能性が高くなります。

★まとめ

①気候
フランス / 一年を通して乾燥している
日本 / 春夏多湿・秋冬乾燥

⓶肌質
フランス / 角質が厚く、皮脂量が少ない
日本 / 角質が薄く、皮脂量が多い

③化粧水
フランス / 拭き取り、クレンジングの仕上げ
日本 / 保湿

④クリーム
フランス / 洗顔後すぐ塗る
日本   / 化粧水などで肌を整えてから

⑤嗜好
フランス / 日焼けしたブロンズの肌を好む
理由:日照時間の短いフランスでは、日光浴が娯楽の一つであるため
お金持ちの象徴(日光浴に行く経済的・時間的余裕がある)のため
    
日本 / 白い透明感のある肌を好む
理由:古来よりの美意識(「色の白いは七難隠す」に象徴される)、
    紫外線など日光に対しての危機感から

フランスと日本のスキンケア事情を知ることで、改めて自らの肌について考えてみましょう。

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