朝洗顔は必要?

洗顔というと、
朝起きたときと、夜、お風呂上りの1日2回、
行うのが良いとされています。

洗顔料には、
皮脂や褪せ、化粧品などの不要な汚れを落として、
肌を健康に保つ、という目的があります。

でも、
最近は「朝は汚れていないから」という理由で、
洗顔料を使わず、
水かお湯だけで洗顔する、という人が増えています。

朝洗顔に洗顔料は必要なのでしょうか、
それとも水やお湯だけでもオーケーなのでしょうか?

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それには、
皮脂の組成の時間経過がかかわっています。

時間をおくと、
皮脂の主成分である、
トリグリセライド(トリグリセリド)、ワックスエステルの一部が、
変性皮脂に変化していることが分かります。

皮膚にある常在菌により、
トリグリセライドが分解されて、変性皮脂となるのです。

変性皮脂とは、
不飽和遊離脂肪酸を含む、遊離脂肪酸のことです。

この変性皮脂が、
皮膚にたいして、ダメージを与えます。

変性皮脂の、肌に対する悪影響には、
以下のものが挙げられます。

★肌バリア機能の低下
★ターンオーバーの昂進
★水分保持能力の低下
★毛穴の開き
★キメを乱す
★炎症を起こす

たとえ外に出なくても、
寝ているだけでも、
時間が経過していくことにより変性皮脂が生まれ、
肌トラブルのもとが生み出されているのです。

これは見逃せません。

変性皮脂は、
水やお湯だけでは落とすことはできません。

洗顔料の有無にかからわず、
水やお湯だけで洗うと、
変性皮脂は残留してしまいます。

油性の成分である化粧品汚れが水や汚れでは落ちにくいです。

それと同じように、
「皮脂」である変性皮脂も、
水やお湯だけでは落とせないのです。

20代~40代の女性が気になる箇所といえば、
鼻と頬の毛穴です。

これには、
変性皮脂が関わっていることが分かっています。

朝と夜の洗顔で、
洗顔料を使って適切に落とす必要があるでしょう。

洗顔をするときは、
まぶたの洗い方にも注意するべきです。

なぜかというと、
まぶたには皮脂腺がないからです。

過剰に洗浄してしまうと、
肌のバリア機能を低下させてしまいます。

外からの刺激から無防備になって
お肌は、肌トラブルを起こしやすくなります。

だから、
朝に洗顔料で洗うことは大切ですが、
その際、
なるべくTゾーン、
日中に皮脂分泌が気になる部分、
にきびができやすい部分
を中心に、洗顔料を使うようにすると、
肌への刺激を抑えて、
肌を健やかに保ちやすくなります。

朝、忙しいときは
つい、洗顔をてきとうにすませてしまいがちです。

朝起きて冷水で顔を洗って、
そのままメイクして出勤・・・
というパターンになりがちです。

でも、
忙しい時間でも、ちゃんと洗顔をしないと、
変性皮脂により肌トラブルを引き起こしてしまうかもしれません。

ポンプから泡で出てくる洗顔料もあるので、
忙しい朝は、そういった便利グッズを利用して、
手軽に洗顔をすませるのもよいでしょう。

やっぱり洗顔は
朝と夜、洗顔料を使ってやっておくべきなのです。

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