洗顔とは、
皮膚を健やかに保つためのものです。
でも、
洗顔の方法を間違えると、
皮膚を傷めて、かえって肌トラブルを招いてしまいます。
だからこそ、
正しい方法で洗顔をすることが大切です。
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洗顔をするときは、
以下の点に注意して行うようにしましょう。
★洗顔は手で洗う
洗顔する時、
布を使ったり、ブラシを使ったりする人がいますが、
お肌のことを考えると、手で洗うことをおすすめします。
手の表面には、無数の神経があります。感覚も敏感です。
微妙な力加減で、
肌を傷めず洗顔するには、手を使うのが一番なのです。
布やブラシなどを使ってしまうと、
手でやっているような微妙な調整ができなくなってしまいます。
また、
デリケートな顔の皮膚を傷つけてしまいます。
体を布やブラシで洗うのはありですが、
顔は手で洗いましょう。
★手のひらを顔の皮膚から少し浮かせて洗う
洗顔の基本は、手のひらを顔の皮膚に押し当てないこと。
軽く浮かせるくらいで洗いましょう。
そして、円を描くように動かします。
手や顔の皮膚の間にスペースがあることが、とても大切です。
手のひらを動かすと、
泡がスポンジのような効果をあげて、
その圧力が、汚れをやさしく浮かせて落とせます。
円を描いで手を動かすとき、
この円は、部分によって変えるようにしましょう。
頬を洗うときは大きめにして、
小鼻のわきは小さめにします。
広いところは大きく、
狭いところは小さくです。
とくに、
皮膚の薄い瞼を洗うときは、
軽く洗いましょう。
皮膚や化粧品が残りやすい小鼻の付け根は、
細かい円で丁寧に洗います。
手のひらを顔に押し付けて洗うと、
皮膚への刺激が強すぎてしまいます。
傷つくし、洗顔料の肌の刺激も強くなりがちです。
汚れを落とそうと思うと、
ついごしごししてしまいがちです。
でも
あかすりするみたいに、ゴシゴシとこすって、
取るべきではないあかまで取ってしまうのはいけません。
過不足なく洗うのが大切です。
★たっぷりの泡で洗う
こんもりとした、
メレンゲのような泡で洗顔するのが、
正しい洗顔の基本です。
そのためには、
よく泡立たせないといけません。
たっぷりの泡だと、
手のひらと皮膚との間で、汚れをかき出しやすくなります。
強く押し付けると、
せっかくの泡が手の外に逃げてしまって、
上手に洗顔できなくなってしまいます。
泡で洗う、というのは洗顔の意味で重要です。
泡には、
対流を作り、毛穴の入り口の汚れをかきだす作用があるからです。
だから、
洗顔をするときはよく泡立てて使うようにしましょう。
泡立てるにはちょっとしたコツが必要です。
ある程度の時間も必要です。
うまく泡立たせることが難しいようなら、
泡立てネットを使うと良いでしょう。
泡立てネットは、
毎回清潔な状態で使うようにしましょう。
★洗浄剤によるトラブルを避ける
顔はデリケートな部位です。
そこに洗浄剤をつけて洗うのが、洗顔です。
だから、
そこには皮膚のかぶれというトラブルがおきやすいです。
主成分である、界面活性剤がその原因のようにいわれがちですが、
そうとも限りません。
正しい洗顔をしていれば、
界面活性剤でトラブルを招くことはないのです。
それよりも、
添加物として配合される香料、防腐剤などのほうが、
原因物質として指摘されていますから、
そうしたものを避けた洗顔料を選ぶと良いでしょう。