ピーリングには、
おうちでできるピーリングと、
クリニックで行うケミカルピーリングの2種類があります。
クリニックで行うピーリングは、
お医者さんがピーリングします。
薬液も、おうちで使うものとは違うものを使います。
もちろん、
ケミカルピーリングのほうが、ピーリング効果は高いです。
人間のお肌が常に新しく生まれ変わっています。
ターンオーバーのサイクルは28日と言われていて、
およそ28日で、
体の細胞は、ほぼすべてが生まれ変わってしまいます。
これを新陳代謝と言います。
このサイクルのスピードは、
30歳を過ぎたあたりから、ゆるやかになっていきます。
睡眠不足や不規則な生活習慣などの要因があると、
さらに新陳代謝のサイクルは、阻まれてしまいます。
その結果、
お肌にはいつまでも古い角質が残ったままになってしまいます。
古い角質には、水分が少ないです。
また、ツヤもないです。
こうした古い角質が、いつまでも肌の上にとどまっていると、
くすんだ肌色になってしまいます。
ファンデーションのノリも悪くなります。
また、ニキビの原因になってしまいます。
こうした状況を改善するために生まれたのが、
クリニックによるケミカルピーリングです。
ピーリングは、
古い角質を溶かしてはがすことにより、
古い角質を除去します。
弱い酸を顔に塗り、
余分な角質を溶かします。
この治療法をとると、
余分な角質がなくなるので、
下から新しい細胞が生まれやすくなります。
当然、若返り効果もあります。
クリニックで行われていたピーリングは、
もともとはニキビ治療のためのものでした。
しかし、
ニキビのない人でも、ピーリングをすると、
皮膚が若返るという効果が表れることが分かりました。
また、
コラーゲンが増えるという現象も起きたのです。
こうした、女性にウレシイ要因が次々と明らかになったことにより、
ピーリングを希望する女性は爆発的増え、
現在のようなブームになったのです。
ケミカルピーリングは、グリコール酸を使います。
やや強い酸です。
だから、家庭では使えず、
お医者さんでないと、使うことができません。
しかも、
ピーリングは1回5,000円もかかります。
ケミカルピーリングを受けるときは、
このようにある程度の出費は覚悟しないといけません。
また、強すぎる薬を使うので、
肌の弱い人だと、
一時的にかさつきや赤みが出ることがあります。
しかし、
お医者さんがすぐそこにいるので、
すぐに治療はしてもらえます。
ピーリングの経験のある医師に、
治療してもらうようにしましょう。
家庭用のピーリングは、
ソフトな酸を使っているので、
副作用の心配はほとんどありません。
また、費用もそれほど高くありません。
ピーリングに興味があるのなら、
まず第1ステップとして、
家庭用のピーリング石けんを使ってみると良いかもしれません。
それで、肌が大丈夫そうなら、
ステップアップしていって、
最後に一番効果を出せるケミカルピーリングにチャレンジすると、
安心です。