角質層が肌のうるおいのカギ

木枯らしが吹く季節になり、そろそろ乾燥対策が気になるところです。

寒くなっていくに従い、空気も乾燥していきます。

カサカサのお肌になって、粉が吹いてくるのも心配です。

乾燥肌は、カサカサで見た目を下げてしまうだけではなく、たるみやしわなど、肌の老化のもとになってしまうので要注意です。

早めに乾燥対策をして、うるおいのある肌をキープしたいものです。

スポンサード リンク

美肌を保つためにはどうすればいいのか。

まず思いつくのが、ドラッグストアに走って、化粧品を買ってくることです。

あるいは、ネットで探したり、デパートの化粧品売り場に行って、高価なクリームや美容液を購入する人も多いかもしれません。

しかし、肌はなぜ乾燥するのか、乾燥を防ぐためにはどうしたらいいのか、その仕組みをしっておくと、より効果的にお肌を守りやすくなります。

正しいスキンケアの方法をぜひ、マスターしてください。

お肌のうるおいは、角質層が深く関係しています。

角質層とは、厚さ0.02mmの、とても薄い層で、肌の奥にあります。

角質細胞はブロックのように、何十層にも積み重なってできています。

このようにして、外部への水分の蒸発を防いでいるのです。

また、外部からの水分の侵入を防ぐという役割も果たしています。

手のひらや足の裏は、角質層がとても厚いです。

これらの部分は刺激を受けやすいため、角質層を厚くすることで、衝撃から守っているのです。

角質層は、バリアの機能を果たしています。

たとえば、お風呂に入った時に、水が肌の中に入って行くことはありません。

これは、肌には外部からの侵入をはばむ、バリア機能があるためです。

細胞同士がぴったりとくっついていて、それが外部からの異物の侵入を防いでいるのです。

これは実は、スキンケアにも言えることです。

肌には外部からの異物の侵入を阻止する力があります。

だから、化粧水を塗布して、水分を補給しても、通常は角質層の奥深くまで入り込むことなく、蒸発していってしまいます。

ついでに、蒸発するときに、角質層に含まれる水分まで奪われてしまいます。

だから、そのままにしておくと、化粧水を塗布する前よりも、肌は乾燥してしまいます。

このためにも、スキンケアでは化粧水のあとにクリームで油分のフタをして、外に水分を逃さないようにするのがとても大切になります。

化粧水を買って、美容液を買って、クリームを買って、となると、出費もそれなりに大きくなります。

ひとつひとつが高価なものだとしたら、よけいにそう感じるでしょう。

だから、「クリームはいいかな・・・」と思ってしまいたくなる気持ちは分かります。

しかし、化粧水や美容液だけでは、バリア機能のせいで、じゅうぶんな保湿機能は期待できません。

保水は大事だし、栄養補給も大事だけれど、最後にしっかりと、油分を含んだクリームや乳液で、フタをしてあげることが、大切なのです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。