「うるおう」化粧品の選び方

保湿のための基礎化粧品は、うるおいのあるお肌をつくるときに大切な役割を果たします。

化粧品の選び方のポイントをご紹介します。

スポンサード リンク

角質層には、「皮脂」「NMF(天然保湿因子)」「角質細胞間脂質」の3つの保湿成分があります。

美しいお肌を保つためには、この3つの保湿物質が、バランスよく保たれていないといけません。

お肌の水分を保つ役割の、セラミドなどから来る細胞間脂質は80%以上、天然保湿成分は17~18%、皮脂は2%程度を担っています。

保湿能力の80%が、角質細胞間脂質の成分そのものや、角質細胞間脂質を増やす働きを持つ成分を含む化粧品を選ぶのがポイントです。

化粧品を選ぶときは、これら成分が入っているかを基準にして選びましょう。

★セラミド

角質細胞間脂質の40%をセラミドが占めています。

セラミドにはいくつかの種類がありますが、人の角質層内のセラミドと同じ化学構造の「ヒト型セラミド(バイオセラミド)」は保湿力が高くて、刺激が少ないのでおすすめです。

★水分を挟み込む成分

細胞間脂質でつくられた層の中で水分をはさみこんで維持する成分です。

レシチンなどがそれにあたります。

★水分を抱え込む成分

角質層の中で水分を抱え込みます。

化粧品によく配合されている成分です。

ヒアルロン酸、エラスチン、コラーゲンなどなどがそれにあたります。

★保湿性のある成分

水を吸着して保湿する成分です。

天然保湿因子に含まれるのがこれで、アミノ酸、PCA、ミネラルなどがそれにあたります。

うるおいを取り戻すためのスキンケア化粧品を選ぶときに注意したいのが、「かえって肌を痛める成分を含んでいないか?」というポイントです。

化粧品には、お肌にとって悪い影響を及ぼす成分も配合されていることがあります。

せっかくのスキンケアの足を引っ張ってしまわないように、こうした成分を含まない化粧品を選ぶようにしましょう。

お肌に悪い影響を及ぼしてしまう可能性がある成分には、以下があります。

★アルコール
水分が蒸発するとき、かえって過乾燥を引き起こす可能性がある成分です。

★石油系合成防腐剤
パラペン、フェノキシエタノールなどです。
ホルモンバランスを崩す恐れがある成分です。

★石油系合成界面活性剤
お肌のバリア機能を破壊するおそれがある成分です。

★石油系合成色素
「○色○号」などと、色とナンバーがついている名前は、タール色素と言って、発がん性の恐れが報告されている成分です。
お肌が敏感になっている状態のときは特に、避けたいです。

★石油系合成香料
ホルモンバランスを崩す可能性があります。

★鉱物湯や合成の油性成分
肌トラブルを引き起こす可能性があります。

合成物質、石油系の物質は、割安な化粧品によく使われている成分です。

それだけ安く、効率的につくれるから、多用されているわけです。

安くてお得な気もしますが、お肌をよけい痛めてしまうおそれもあるので注意です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。