アンチエイジングの敵:食べ過ぎ

食べ過ぎてしまうと、太ってしまうということもあるのですが、実は老化にも大きな悪影響を与えてしまうことをご存知でしょうか。

細胞は常に新陳代謝を行っています。

新しい細胞が、古い細胞と入れ替わり続けています。

細胞を作るための設計図が遺伝子です。

この遺伝子の両端にある「テロメア」という部分が、老化に関係しています。

テロメアは、体細胞が分裂した数をカウントしています。

これは、その細胞の寿命の回数を数えているのです。

この回数が一定数に達すると、細胞は分裂できなくなり、死滅します。

この回数が、老化と関わってきます。

細胞分裂の回数は決まっていますから、次の分裂までの期間は決まっていません。

1回の分裂でできた細胞を長く使うことができれば、それだけ細胞は長く生きられるようになります。

そのため、次の分裂の時期を遅くできればできるほど、若い状態を保ちやすくなります。

スポンサード リンク

ご飯を食べれるだけ食べている、いわゆる「食べ過ぎ」の状態にあると、それだけ細胞の寿命は短くなります。

細胞分裂のスピードが速くなってしまうからです。

というわけで、老化を防ぐためには、なるべく腹八分目で食べるようにしましょう。

食事のときに、腹八分目を心がけていれば、若々しさを保ちやすくなります。

具体的な食事の内容としては、全粒粉の穀類や野菜、果物、豆類などの植物性食品を積極的にとりたいです。

また、脂肪が多い動物性食品や、生成された炭水化物(白米など)は、控えめにしたいです。

加工食品もNGです。

かさはあってもエネルギー量が少ない食品を選ぶと、腹八分目の食事を続けやすくなります。

腹八分目の食事を続けつつ、同時に抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンEを積極的に食べるようにすると、なお効果的になります。

時間栄養学によると、夜中に食べないようにすると、細胞分裂を抑えやすくなります。

また早めに満腹感を得られるように、よく噛んで食べることも大切です。

食事のとり方によっても、細胞分裂を遅くして、老化を防ぎやすくできるのです。

1つ1つのことはとても小さな効果しかないかもしれません。

でも、毎日3度の食事で、コツコツと積み上げていけば、継続していくことで、大きなアンチエイジング効果があります。

長い期間を経た後に、食べ過ぎを控える食生活をしている人と、過食に走っていた人とでは、見た目年齢の差が大きく開いてくるものです。

細胞の寿命を延ばすために、ウォーキングなどの適度な運動をするのも効果的となります。

ストレスを溜めないように、早めに発散して、リラックスを得る機会をつくることも大切です。

健康的な生活習慣をしていれば、それがそのまま、アンチエイジングな生活習慣へとつながっていくのです。

見た目年齢を少しでも下げたいのなら、食欲からの要求になるべくNOが言えるような生活をこころがけたいものですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。