にんにくというと、「スタミナ食材」というイメージですよね。
あまり便秘解消、というイメージはありません。
でも、にんにくに含まれているアリシンには、とても高い便秘解消効果があるのです。
にんにくのアリシンには、お腹が便を外に押し出すための「ぜん動運動」という働きを活発にする作用があります。
しかも、にんにくの便秘解消パワーはこれだけではありません。
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お腹の中の善玉菌、ビフィズス菌を増やしてくれるのです。
善玉菌が増えれば、腸内環境が正常化して、便秘解消しやすくなります。
ビフィズス菌を増やして、しかも便を外にだす力を活発にしてくれるという、便秘解消としては理想的なはたらきをしてくれるのです。
にんにくを食べるとき、気になるのがニオイですが、これは青汁と一緒に食べることにより、軽減しやすくなります。
青汁には食物繊維がたっぷり含まれていますが、ここにモクセイ油が含まれています。
このモクセイ油がにんにくのにおいを消してくれます。
また、にんにくは素揚げにすると、においを抑えやすくなります。
にんにくは調理法により、1日で食べる量が変わってきます。
生なら、1日に1~2片、醤油漬けなら3~4片、焼きは5~6片となります。
にんいくは1個が6片でできていますから、どんなに多くても1日に1個食べればオーケーということですね。
便秘解消として、効果が高いのはゴボウにも言えます。ゴボウには食物繊維がたっぷりと含まれています。
便秘解消するなら、ぜひ食べたい食材です。
しかしゴボウには、食物繊維以外に、便秘解消に効果的な栄養素がほかにもう1つ含まれています。
それはカリウムです。
カリウムは、体のいろいろな部分の筋肉を動かすための必要なミネラルです。
カリウムが体内から減ってしまうと、筋肉の収縮運動ができなくなります。
腸の筋肉の動きにより、便を外に押し出す動きにもカリウムが必要になってきます。
ゴボウに含まれるカリウムにより、腸の筋肉が正常に動くようになり、ぜん動運動が活発化して、便秘解消しやすくなります。
弛緩性便秘は、腸の筋力低下で起こるものです。
そこで、ゴボウのカリウムが大きな力を発揮してくれます。
ストレスが原因のけいれん性便秘の場合、ぜん動運動が活発なので、それほど効果はありません。
ゴボウ料理が便秘解消に良いことは分かりました。
そこで、美味しいゴボウを選ぶコツをご紹介します。
まず、細いものを選ぶこと。
太くて大きいものは、お得に見えますが、筋張っていて硬いです。
細くまっすぐに伸びているものがおいしくいただけるゴボウです。
また、細いひげはなるべく少ないものが良いでしょう。
また、洗ったものより泥付きのもののほうが香りが良いです。
ゴボウはすぐに酸化してしまうので、洗ったものは酸化防止のための薬品に浸けられている可能性があります。
だからやっぱり泥付きのほうが安心です。
ゴボウ料理をつくるのがめんどうなら、スーパーの総菜コーナーできんぴらごぼうを買ってきて、お手軽にすますこともできますね。