冬のファッションの代表格と言えば、それはなんといってもブーツですね。
見た目にかわいいし、あたたかいので重宝します。
でも、一日中ブーツを履いていると、だんだんニオイが気になってきますよね。
ブーツのなかはムレているし、ニオイも出てきます。
家を出てから帰ってくるまで、一度も脱がないのなら問題はないのですが、問題なのは、外出先でブーツを脱がないといけないシチュエーションに出くわしてしまったとき。
居酒屋で靴を脱いであがることがありますね。
会社の飲み会や合コンでそんなお店に行くことになったら、困ってしまいます。
まさか、ブーツを脱がずに上がるわけにもいかないし・・・。
ブーツのニオイが気になっているときに、人前でブーツを脱がないといけない場面になって焦った経験、誰しもあると思います。
そこで、今年の冬はきちんと対策をとって、ブーツのニオイが気にならないようにしておきましょう。
足のニオイの原因はどこにあるのでしょうか。
まず思いつくのは汗です。
足の裏は汗をかきやすい部分ですね。
足の裏には、1平方センチメートル当たり約300個の汗腺があります。
1日に両足でコップ1杯分(200ml)もの汗をかくのです。
これがニオイを引き出している、と思いがちです。
でも、足の裏の汗には本来、汗はほとんどないんですよ。
汗が出るところは、大きく分けてアポクリン腺とエクリン腺という、2つの汗腺があります。
アポクリン線というのは、わきの下などにあるものですね。
タンパク質や脂質がその汗には含まれます。
アポクリン腺から出る汗は、ニオイやすいと言われています。その一方で、エクリン腺は分泌される汗の成分は99%が水分です。
ほとんどニオイがありません。
エクリン腺は体全体にあり、足の裏からの汗もエクリン腺から出ます。
エクリン腺からの汗なので、ほとんど無臭なのにも関わらず、気になるニオイが出てしまうのは、どうしてなのでしょうか。
これにもちゃんと、理由があります。
足の裏から出るニオイの原因、それはイソ吉草酸にあります。
わたしたちの皮膚の表面には、たくさんの細菌が住んでいます。
目には見えないけれど、たくさんの菌がいるのです。
そしてこの細菌は、高温多湿な環境を好みます。
足の裏に住んでいる細菌は、エクリンからの汗、つまりジメジメにより、活性化して増殖します。
また、足裏にある角質、汚れなども、細菌のエサとなってしまいます。
ブーツを履いていると、足の裏は密閉された状況になります。
時間がたつにつれて、ブーツの中の温度は上がり、ジメジメは増していきます。
こういう状況こそ、細菌繁殖にもっとも適した環境なのです。
だから、どんどん細菌が増えてニオイを生んでしまいます。
細菌は足裏の汗、古い角質を分解してイソ吉草酸という脂肪酸を発生させます。
それがニオイを生みます。
ブーツのニオイを解決するには、このイソ吉草酸を発生させないようにするケアが大切です。