みなさん自分の爪をチェックしていますか?
爪は、健康のバロメーターとも言われている皮膚の付属器官。
爪の状態から、体の状態を知ることができるんです。
爪をチェックして、健康を保つのに役立てましょう。
★健康な爪はこんな爪
健康な爪は、うっすらピンク色をしています。
触わった感触はツルツルで、爪の表面にデコボコができていない状態です。
爪の根元には、白色の爪半月という部分があります。
この爪半月の大きさには個人差がありますが、健康状態には関係がないと言われています。
爪半月が大きい人は爪が伸びるのが早く、爪半月が小さい人は爪が伸びるのが遅いようです。
爪は、タンパク質の一種であるケラチンでつくられています。
爪が目に見えている部分は死んだ細胞でできているため、爪を切っても痛みを感じません。
成人の爪は1日に0.1ミリ前後伸びると言われています。
★こんな爪の時の健康状態は?
爪には健康状態が現われると言われています。
爪の血色が悪く青紫色などになっている時には、貧血になっていることがあります。
貧血があると、爪が反り返ってしまうこともありますよ。
爪が白っぽくなっている時には、体の新陳代謝が落ちている可能性があります。
爪が薄くもろくなっているのは、必要な栄養素が不足しているサインかもしれません。
爪に縦線が入ってデコボコしているのは、老化現象の一つだと言われています。
健康状態が良くても、爪の扱いに問題があることで爪の状態を悪くしてしまうことがあります。
洗剤やハンドソープなどの影響で、爪が乾燥してしまうことも。
爪の付け根部分にある爪母基が傷つくことで、丈夫な爪が生えなくなってしまうこともあります。
★爪の疾患に要注意
爪の疾患が原因で、爪の状態が悪くなってしまっていることもあります。
爪の疾患にはいろんなものがあります。
ジェルネイルが定番になったことで増えてきたのが、緑膿菌が感染したグリーンネイル。
白癬菌が爪に感染し、爪が白く厚くなったりする白癬爪。
白癬菌は、足の水虫から感染することが多いと言われています。
要注意が必要なのが、爪にできる黒い縦線。
全ての黒い縦線がそうではありませんが、中には皮膚ガンのせいで黒い縦線が現われてしまうことがあるんです。
爪に黒い縦線が現われたら、皮膚科を受診するようにしてください。
医師にきちんと確認してもらうことで、安心することができますよ。
自分の爪を時々チェックして、健康に役立ててくださいね。