健康的に暮らすためには、睡眠はとても大切な要素。
でも、
「よく眠れない」
「朝でも疲れが残っている」
というお悩みを抱える人が多いのも事実です。
日中に、メリハリのある生活をしていると、夜はよく眠れるものです。
こうして夜、ぐっすり眠ることができると、朝もスッキリ起きられます。
イキイキと過ごせるから、また夜になったらぐっすり眠れて・・・と好循環が生まれます。
しかしその反対に、ストレスを溜めてしまう職場にいると、夜なかなか寝られないということが起こりえます。
寝つきが悪いので、眠りも浅くなりがち。
朝になっても、なんとなく体がだるくて、一日それを引きずってしまう。
当然夜にも影響が出て・・・という悪循環です。
眠れないと、それがまたストレスとなり、眠りを妨げてしまうというやっかいな問題もあります。
睡眠不足や、睡眠障害に陥ってしまうと、交通事故や労働災害を起こしてしまうリスクが高まります。
質の良い睡眠は、今次だけの問題ではなく、社会全体にも影響を及ぼしているということですね。そう考えると、「たかが不眠ぐらい・・・」と思えなくなります。
もちろん睡眠不足は、その人の体に多大な影響を及ぼします。
高血圧や脳卒中、心臓病、糖尿病など、生活習慣病になる危険性が高まってしまいます。
不眠に加えて肥満があると、さらに生活習慣病を発症するリスクは高まります。
「疲れたら寝られるのでは」と、夜中にはげしい運動をする人がいます。
オフィスワークをしている人は、普段体を動かすことがあまりないので、仕事が終わって、家に帰ってから行うことが多くなるのでしょう。
しかし、夜に激しい運動をすると、交感神経が刺激されて、心身が興奮して、かえって寝つきが悪くなります。
日中に適度な運動を行うのなら、夜の睡眠を助けてくれます。
夜ではなく昼、せめて夕方に運動すると良いでしょう。
食生活を変えることで不眠を改善することが出来ます。
とはいっても、行うのはシンプルなことばかりです。
まず朝起きたら、きちんと朝食をとる。
朝食抜きなんて、いけません。
ちゃんと朝食をとると、心身がスキッと目覚めて、1日を元気に過ごすことが出来ます。
夜は、空腹すぎても、満腹すぎても睡眠の妨げになるので、調整しましょう。
晩ごはんから寝る前までにお腹が空いてしまうのなら、あまり遅くない時間に、消化の良いものを食べます。
うどんやクラッカーなど。
軽いものを食べるようにしましょう。
夜中ってラーメンが食べたくなるものですが、これはNG。
高カロリーだし、消化に時間がかかってしまいます。
快適な睡眠を得るためには、ふだんの生活から気を付けることで、違ってきます。
そのためには、食事のとり方や運動のリズムを工夫するなどして、改善していくことが望ましいですね。
なお、寝る前に軽い運動をするのはオーケーです。
ちょっと体を温めてあげてからベッドに入ると、体温が下がると同時に眠りにつきやすくなります。
良い睡眠をとって、1日を生き生きと過ごせるようになりたいですね!