メラトニンのコントロールが睡眠のカギ

ぐっすり眠ることは、健康にとって欠かせません。

そのために、枕を自分にあうものに変える、などとして、眠るときの環境を整えることは有効です。

快眠を得るために良いとされる方法には、いろいろなものがあります。

その中で、効果が高いとされているのが、昼間に運動をしたり、寝る前に運動をしたり、寝室の照明を暗くしたり、夜遅くに食べない、といったことが挙げられます。

質の良い睡眠をとるために基本となるのが、体温の低下、そして睡眠物質であるメラトニンを分泌させることです。

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私たちの体温は、夜になると低下します。

それは、脳の温度を下げて、休ませるためのはたらきです。

実際に、睡眠の前半は、脳の休息にあてられます。

後半になってから体の休息にあてられます。そのために、寝る前に激しい運動をしたり、食べたり体温が低下しないので、寝つきが悪くなります。

なので、質の良い睡眠のためには、夜間の運動をストレッチ程度の軽いものにして、夜遅くに食べないようにする、ということが大切だということがわかります。

もう1つ大切なのが、睡眠物質のメラトニンです。

メラトニンは、眠りを誘う「ねむりホルモン」です。

体内時計のリセットを行うということもします。

メラトニンがコントロールされていると、ぐっすり眠れるだけではなく、翌朝リフレッシュして起きられるようになります。

メラトニンは夜間に分泌されます。

昼間に運動したり、散歩したりして、太陽の光を浴びていると、メラトニンは分泌されやすくなります。

夜間でも、明るい照明の中にいたりすると、分泌量が減ります。

寝室を暗くするのはもちろんですが、就寝時間の少し前から、リビングやほかの部屋の照明も、少し暗めにすると眠りやすくなりますよ。

メラトニンの原料となる成分を摂取することも、メラトニン活性化のためには大切です。

メラトニンの原料は、トリプトファンという、アミノ酸の1種です。

これは、バナナや卵、魚、大豆などに多く含まれています。

年齢により、メラトニンの分泌は低下していきます。

こうした食品を意識的に食事に組み入れることで、メラトニンを分泌させるための栄養補給を行うようにしましょう。

良い眠りのために、ストレスコントロールというのも重要になってきます。

心配事やストレスがあると、つい寝る前に考えてしまいますよね。

そうすると、脳の活動が盛んになって、眠れなくなり、眠りが浅くなりがちになってしまいます。

どうしても眠れないときは、睡眠薬を利用する、というのも1つの方法です。

睡眠薬と聞くと怖そうですが、最近では、脳の興奮を沈める効果があり、習慣性など副作用の少ない睡眠薬も増えています。

糖尿病による不安や痛みによる不眠に、睡眠薬が処方されるケースもあるくらいです。まず医師に相談してから、服用を考えてみましょう。

良い眠りをとることは、ぐっすりねむって翌朝起きる、リフレッシュ効果を高めてくれるだけではなく、糖尿病や高血圧の予防にもなります。

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