自己覚醒法を成功させるには

起きたい時間にピタッと目が覚めことができれば、
寝過ごすことはなくなります。

朝早く起きられるようになるので、
すっきりとした気分で一日を過ごすことができます。

自己覚醒を成功させるには、
朝目覚めるときに体内で起きている変化を把握することが大切です。

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自己覚醒法には、副腎皮質ホルモンが関わっています。

睡眠の前半には分泌が少なくて、
目覚める前になると、血中濃度が高くなります。

このように、
分泌は時間によって変化しており、リズムがあるのです。

このホルモンは、
全身の細胞を活性化し、
ストレスに耐えるという役割があります。

そして、
心身が目覚めるための準備をしてくれます。

朝早く、強制的に起こされるとしましょう。

学生の時、
お母さんに少なからず、
眠っているときに無理やり起こされた経験があると思います。

そのときを思い出してみましょう。

強制的に起こされると、
副腎皮質刺激ホルモンの血中濃度は、
目覚める前変化がないということになります。

そして、
目覚めた直後に急激に上昇します。

自己覚醒できると、
目覚める約1時間前位から、緩やかに上昇していきます。

ストレスないペースです。

これで、
目覚めるべき時刻に、目覚めるための準備が整います。

自己覚醒の成功には、
脳の血流量の変化も関わってきます。

自己覚醒できると、
覚醒15分前から、覚醒のための準備として、
右前頭葉領域に、緩やかな脳血流量が増加します。

ところが、
自己覚醒に失敗したときには、
覚醒前に脳血流量に変化はありません。

朝、無理やり起こされたような場合ですね。

実は、
自己覚醒の方法は、まだ研究段階にあります。

研究者の中には、
睡眠が浅くなったときに、
目覚めるべきか、眠り続けるべきかの判断をしている、
という見方をする人もいます。

この仮定に従うと、
自己覚醒しようとしているときは、
体内時計の時刻をひんぱんにチェックしている、
ということになります。

だから、
正確な時間に起きられるのです。

自己覚醒の方法は、とても簡単です。

寝る前に、
目覚めたい時間を強く意識する、
という、ただそれだけです。

具体的な数字を思い浮かべ、
何時間後に起きたいのか、
あるいは何時何分に起きたいのか、
というのを決めます。

そして、
その時刻を、心の中で3回は強く念じます。

口に出してつぶやいたり、枕にお願いする、
というのも効果的だったりします。

このようにして、
朝、決めた時間に起きるんだ、
ということを、
自分の意識と体に教えこんでいきます。

ただし、
意識を強く持ちすぎると、
睡眠の質が悪くなってしまうので要注意。

時間どおりに目覚めること自体がストレスになってしまうと、
睡眠が浅くなってしまったり、
途中で何回も目覚めてしまったりします。

成功したら自分にごほうびをあげる、
というやり方をすると、成功率が上がります。

覚醒予定時刻の前後30分までに目覚められたら成功とします。

好きなケーキを食べるとか、
ちょっとしたごほうびを与えてあげると、
体と意識が頑張りやすくなります。

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