健康や美容に密接に関わっているのが、水です。では、ダイエットに関してはどうでしょうか。当然深く関わっている、というのがその答えです。
今回は、そんな私たちの身近な存在「水」とダイエットの関係について、じっくりとお話しして参りましょう。
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★ダイエットと水
ダイエットと水はどのような関係があるのでしょうか。水を飲むことにより、以下の効果が得られるとされています。
・基礎代謝が上がる
水を飲むと、体温が下がります。では、なぜそれが基礎代謝を上げることに繋がるのでしょうか。
人間の体には、恒常性機能という機能が備わっています。これは、変化に対して一定の状態を保とうとする機能のことを言います。水を飲んだ際は体温が下がるので、それに対して今度は逆に「体温を上げよう」とする機能が働くのです。
体温を上げるためには、相応のエネルギーが必要となります。そのようにして、体がエネルギーを消費するため、結果として基礎代謝が上がるのです。基礎代謝の上昇は、ダイエットには欠かせない要素の一つです。
・食欲を抑制する
食前にコップ二杯ほどの水を飲むことによって胃が水分で満たされ、満腹感を得ることが出来ます。そのため、食べ過ぎを防止し、摂取カロリーを抑えることに繋がります。
ただしこれは一時的なもののため、 食事を水のみで済ませたりすると体調不良やリバウンドの原因にもなりかねないので、注意が必要です。
・むくみの解消
「水を飲むと、むくむのであまり飲まないようにしている」という方がいますが、これは大きな誤解です。むくみの原因は、細胞間に老廃物が溜まっていることによるものです。
そのため、水を飲まないでいると老廃物は溜まる一方となり、慢性的にむくんでいる状態になってしまいます。水を飲むことによって、老廃物を体外に排出し、体内を正常な状態に保つことが出来ます。
・血液がサラサラになる
水を飲むことによって、滞った血液をサラサラな状態にすることが出来ます。これは、固形物に水を混ぜることによって濃度が薄まることと良く似ています。
血液がサラサラな状態になることにより、全身の細胞に酸素が行き渡りエネルギーを消費しやすい体になります。
★正しい飲み方
それでは、ダイエットにおける正しい水の飲み方のこつとは、一体どのようなことでしょうか。それは、何といっても「こまめに飲むこと」です。
水を一度に大量に飲むと、すぐに尿として排出されてしまいます。これでは、各器官に有効な作用をもたらすことが出来ません。
また、分量は一日に1．5ℓを目安に飲むと良いでしょう。これは、人間が一日に排出する水分量が2．3ℓであることに由来します。
食事から得る水分と、食べ物を分解して得る水分が0．8ℓであることに対し、残りの1．5ℓを飲料水で補う必要があるという訳です。
私たち人間と深い関わりを持っている、水。正しい飲み方で、効果的なダイエットを行いましょう。