日本人女性の約8割が便秘に悩んだ経験があると言われています。
便秘になると、ぽっこりお腹が気になる様になったり、ダイエットしにくくなるなど、ストレスフルな状態になります。
また、お肌のくすみや肌荒れ、吹き出物など、美容面でもいろいろと困った状態になります。
その便秘に大きく関係していると言われているのが、骨盤のゆがみです。
骨盤は人間の体の中心にあり、上半身と下半身をつなげている骨です。
なので、その骨盤にゆがみができてしまい、本来あるべき位置からずれてしまうと、内臓も正しい位置からずれてしまいます。
腸が圧迫されて、ぜん動運動が阻害され、便秘となってしまうのです。
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便秘であることが日常的にあまりにもありふれた状態になっている人もいるかもしれません。
でも、便秘は慢性的な症状になると、深刻な病気を引き起こしてしまう危険性があります。
まずは、自分はどの便秘のタイプなのかを知って、効果的な骨盤エクササイズを始めましょう。
便秘には、弛緩性(しかんせい)便秘と、直腸性便秘、けいれん性便秘の3種類があります。
★弛緩性便秘
最近運動不足だったり、肩こりや冷え、むくみを感じていたりする肩は、弛緩性便秘の可能性があります。
よくダイエットしていたり、便がすっきり出ない感じがする、という方もこのタイプです。
弛緩性便秘の場合、腸全体の動きが悪くなっていて、便をスムーズに送り出せなくなっています。
腸の能力が低下したり、筋力が低下したりして、腸のぜん動運動が弱くなり、便を押し出しづらくなり、便秘になります。
★直腸性便秘
便秘薬を常用していたり、トイレをついガマンしてしまっていると、直腸性便秘になってしまっている可能性があります。
朝食を抜きがちだったり、寒い季節だからと、あまり水を飲まなかったりしても、直腸性便秘になりやすいです。
直腸性便秘は、直腸に便が溜まってしまうタイプです。
直腸の神経が鈍っていて、便意を感じにくくなり、便秘となっています。
便意があるのに、ガマンしていると、だんだんと便意を感じなくなっていってしまいます。
弛緩性便秘と併発していることもあります。
★けいれん性便秘
毎日下痢を繰り返していたり、食後によくお腹が痛くなる、という場合、けいれん性便秘の可能性があります。
丸くて硬い、コロコロの便だったりするのもこのタイプ。
また、日常生活でストレスをため込みがちだとけいれん性便秘になりやすくなります。
けいれん性便秘はストレスを感じやすい方によくみられる便秘です。
心理的に過度のストレスにさらされることにより、自律神経に乱れが生じてしまい、腸のぜん動運動が強くなって、けいれんを起こしてしまいます。
腸が激しく収縮するために、便が出にくくなってしまいます。
けいれん性便秘になると、腹痛をともないます。
食事の直後に痛むことがあります。
自分の便秘のタイプがこれら3つのどれに当てはまるのかを考えた上で、適した骨盤体操をすると、効果的になります。