活性酸素本来、は白血球が作り出す、私たちの体を守ってくれるものです。
体外からウイルスや細菌などの外敵が侵入しようとすると、活性酸素がはたらいて、シャットアウトしてくれます。
しかし、この活性酸素、過剰に増殖してしまうと、外敵だけではなく、自分自身の体も攻撃してしまうという困った性質があります。
がんや生活習慣病にかかる原因の9割が、活性酸素によるものだと言われています。
健康のためには、活性酸素をコントロールして、病気を防ぎたいですよね。
スポンサード リンク
スポンサード リンク
活性酸素はそもそも、発生するのを止めることはできません。
私たちが生きている限り、絶え間なく生み出されるものです。
例えば呼吸したり、食べたり、歩いたり、眠ったり。
日常の当たり前の動作が、活性酸素を生成しているのです。
しかし、生活習慣によって、活性酸素が増えやすい状態と、そうでない状態があります。
活性酸素が増えやすくなるのは、以下の要因があるとき。
★細菌やウイルスに感染したとき
★激しい運動をしたとき
★紫外線や排気ガスなど、大気汚染にさらされているとき
★ダイオキシンや電磁波などの環境要因
★食品添加物の摂取
★喫煙
★肥満
など
こうして並べてみると、現代生活を営む私たちは、活性酸素を増殖させやすい環境にあると言えます。
環境破壊が深刻な状況になっています。
オゾン層が破壊され、有害な紫外線が増えてきています。
また、現代生活と切っても切れないのが、ストレスです。
職場でのストレス、長引く不況によるストレスにより、何重にもストレスが積み重なっている人も多いのではないでしょうか。
また、電磁波が原因でもあるので、ケイタイを使っているだけでも、活性酸素増殖の危機にさらされていることになります。
活性酸素は、増えすぎると私たちの体に害を及ぼすものです。
また、現代では、意識しないで生活していると、活性酸素を増えやすい環境にあると言えます。
ですから、健康のためには、自分で気付き、意識して、生活環境を変えていく必要があります。
とはいっても、いきなり仕事を辞めて田舎暮らしをして、環境汚染と職場のストレスを解消! なんてことが出来る人は、ごく少ないでしょう。
地方では仕事が少なかったりするので、それはそれでストレスを生んでしまう恐れがあります。
「これが正解」という選択がつけづらいのが難しいところです。
だから、まず必要なのは、自分の生活を見直してみること。
これらの項目の中から、自分に当てはまる要素はないか、と考えてみます。
そしてその中から、できることをまずひとつ、片付けていく。
それができたら、次に。
というように、徐々に、無理ない範囲で続けていくのが良いでしょう。
私がおすすめしたいのが、禁煙か肥満の解消です。
これなら、職場を変えるなど、代々的な変革が必要なく、今ある状況の中で、改善していくことが出来ます。
禁煙はつらい作業ですが、禁煙外来を利用して、保険治療でニコチン中毒から脱出していく、という方法もあるので頑張って!