クマの背後には病気が隠れている?

クマができるのは、疲れや寝不足がまず原因として考えられます。

しかし、なにかの病気が背後に隠れていることがあり、その症状のひとつとしてクマが現れることもあります。

なんらかの病気が原因としてクマが現れることがある病気には、次のようなものがあります。

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★鉄欠乏性貧血

赤血球無いにあるヘモグロビンが減ると、貧血が起こります。

ヘモグロビンを作るには、鉄分が必要です。

鉄分が不足していることにより貧血が起きることを「鉄欠乏性貧血」と言います。

貧血になると血行が悪くなり、赤黒い色の還元ヘモグロビンが停滞し、目の下に青クマとして現れます。

鉄分の多い食事をこころがけたりしてセルフケアしつつ、症状がひどきときは医療機関を受診し、内服薬を処方してもらい、治療しましょう。

★バセドウ病(甲状腺機能亢進症)

バセドウ病は、喉にある甲状腺で作られる甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気です。

バセドウ病の症状として、眼球の突出があります。

目の周りにある脂肪や筋肉が炎症を起こして腫れ、目の圧力が高まり、眼球が前にせり出してきます。

それに伴い、目がたるみのような状態になり、黒クマができることがあります。

バセドウ症には、甲状腺が腫れて大きくなる甲状腺腫、頻脈、多汗、だるさ、手指のふるえ、体重減少などの症状があります。

黒クマかな? というときに、これらの症状もある場合は、早めに医療機関を受診するべきです。

★肝臓疾患、腎臓疾患

肝臓と腎臓は、解毒作用、老廃物を排除して血液をきれいにするという作用があります。

機能低下により、血液が浄化されず、血流が滞り、目の下にくまができやすくなります。

病気でなくても、アルコールや甘いもののとりすぎ、過労などで臓器が疲れていると、このような状態になりやすいです。

生活習慣を見直すことで改善しやすくなります。

★うつ病

うつ病では、両目と口の周りが青白くなるという特徴があります。

自律神経の異常により、目の周りの筋肉、口の周りの筋肉の血液が流れにくくなり、血行不良を起こしている状態です。

★アトピー性皮膚炎、花粉症皮膚炎

下まぶただけではなく、目の周りが全体的にくすんでいるときは、アトピー性皮膚炎、花粉症皮膚炎かもしれません。

目の周りのデリケートな皮膚に、ハウスダスト、花粉がついて炎症が起こり、色素沈着になって、茶クマができています。

放置していると、深刻なシミになってしまいます。

早めに医療機関を受診し、まず皮膚炎やアレルギーを治療しましょう。

そして、毎日のケアでお肌のバリア機能を高めるように工夫しましょう。

たかが目のクマ、放置していると、背後に思わぬ疾患が隠れている可能性があります。

おかしいな、と思ったら医療機関を受診し、適切な治療を開始することで、病気の治療にもなるし、クマを解消することにもつながります

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