粗食は不健康のもと!?

夏は暑くて食欲がわかないし、
ヘルシーで健康にも良さそうだし・・・
ということで、
低カロリーで
さっぱりした食べ物を選んでいる方が多いのではないでしょうか。

しかし、
健康のためには、
必要な栄養素をしっかり摂取できる食事をとることが一番です。

日本人の平均寿命は世界的に見てもたいへん高くなっています。

これは、
肉や魚、タマゴ、乳製品など、動物性食品の摂取量、
タンパク質やビタミン、ミネラルの摂取量が増えたことが
大きく関係しているとされます。

今の日本のメニュー、栄養素の欠乏で命を落とす人はいません。

でも戦前は、
ビタミン不足で「脚気」という病気になり、
命を落とす例が少なくなかったのです。

健康食というと、
低カロリーのさっぱりした食事、と思いがちです。

でも、
さっぱりとした粗食は、
肉や魚、タマゴ、乳製品などの摂取量が不足しがちです。

これが栄養不足を招きます。

肉や魚に含まれるビタミンB群は、
頭や精神が機能するのに大切な栄養素です。

健康的に生活するには、
動物性食品に含まれるビタミンやミネラルが、とても大切です。

しっかり食べないと、
筋肉や免疫、骨密度などが低下するだけではなく、
病気にもかかりやすくなってしまいます。

年齢を重ねるほど、粗食でいると、
栄養不足になりやすくなります。

年齢に合わせて、
化粧品を使い分けて行く必要があるのと同じことです。

若いころや子供なら、
なにもしなくても健康的な肌を保てます。

でも、
年齢が高くなると、むずかしくなります。

食事もおなじで、
ある程度の年齢になったら、
体が必要な栄養素が変わってきます。

メタボ、メタボと声高に言われるので、
つい粗食をとってしまいがちですが、
カロリーばかりに気を取られた食事をしていると、
必要な栄養素が不足してしまいます。

健康的な食事とは、
病気を予防するのはもちろんですが、
強い骨、筋肉、健康的な心や脳、貧血を防げる元気な血液など、
トータルで健康な体をつくってくれる食事です。

粗食のかわりにしっかり動物性食品を摂ろう、
という話をすると、
タンパク質の摂取ばかりが注目されがちです。

でも動物性食品は、
野菜や果物など、
植物性の食品にはあまり含まれない
ビタミンやミネラルがたっぷり含まれています。

動物性の食品には、
頭や精神の健康に欠かせない
ビタミンB6,ビタミンB12などがたくさん含まれています。

反対に、
植物性食品には、ビタミンB12はまったく含まれていません。

タンパク質が不足すると、
筋肉が落ちて、免疫力が低下し、体調を崩しやすくなります。

夏バテ予防にと、低カロリーな食事ばかりしていると、
かえって夏バテしやすくなってしまうというということです。

体が弱りやすい夏だからこそ、
筋肉が低下しないように気を付けないといけませんん。

動物性の食品は、
鉄分や亜鉛など、ミネラルも豊富に含みます。

鉄分をとると、疲労防止に役立つし、
亜鉛は免疫力アップや傷の回復に役だってくれます。

バテやすい夏は、
他の季節よりよけいに、栄養摂取が必要といえるでしょう。

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