寝る前スマホが不眠を招く

スマホやタブレットなどの携帯電子端末は、どこでも使えて時間つぶしには最適です。

でも、こうした電子端末は、光を発して文字や画像を出します。

テレビも液晶テレビが一般化していますが、携帯電子端末も液晶。

液晶画面は解像度が良く、しかも便利です。

しかし、こうした画面から発する光や睡眠が、体のリズムに悪影響を及ぼしていることをご存知ですか?

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そしてその影響は、画面を目に近づけて見る分、一定の距離をとって視聴するテレビに比べるとより悪影響となりやすいのです。

スマホなどの携帯電子機器は、画面に対して反応する双方向のメディアであるため、機器を目に近づけると、メラトニン分泌を遅らせてしまうとも言われています。

脳内には松果体(しょうかたい)と言われる部分から分泌されるメラトニンという睡眠ホルモンがあり、メラトニンは睡眠を誘導する作用があります。

脳内には体内時計があり、メラトニンは、体内時計にはたらきかけて、覚醒から睡眠の状態に切り替えます。

朝日を浴びると、脳内にある体内時計がリセットされ、活動状態になります。

体内時計から信号が出て、メラトニンの分泌が止まるのです。

目覚めてから、個人差はありますが約14~16時間くらいすると、体内時計は信号を出して、メラトニンがまた分泌されるようになります。

メラトニンが作用して、体内の内臓の温度が低下して、急速に適した状態になり、眠くなってきます。

このメラトニンは、体の疲れを取ってくれたり、活性酸素による体の酸化を抑えて細胞の代謝を高めてくれます。

リフレッシュ作用があるのです。

しかし強い光を浴びると、メラトニン分泌が抑えられます。

メラトニンは10歳前後をピークに、徐々に分泌が減少していきます。

年齢を重ねるごとに、不眠になりやすくなります。

寝る前には、眠くするために読書を・・・という方は多いかもしれません。

しかし、電子書籍の本を、眠りを誘おうという目的で使ってしまうと、かえって眠りにくくなってしまいます。

紙の書籍に比べて、電子書籍は液晶画面をじーっと見続けることであり、それによりメラトニンの分泌が減って、入眠までの時間が長くなってしまうのです。

紙の本に比べて、電子書籍を寝る前に読んで寝ると、よく時に起きるまでの時間が長くなり、目ざめの気分もすぐれなくなってしまいます。

光を発する電子書籍は、睡眠障害を起こし、1日のリズムを乱す可能性があると言われています。

睡眠障害により、成長ホルモンが少なくなる可能性があるし、細胞もリフレッシュされにくくなります。

疲れやすくなるなど健康面での害に加えて、美容面での害も心配です。

体内時計を整えて、しっかりと睡眠するためにも、寝る前にはスマホやタブレットなどの電子携帯端末は使わないようにしたほうがいいです。

その代わり、やっぱり紙の本が一番でしょう。

紙の本ならすぐ眠くなるし、よく眠れるし、地球も眠れてエコだし、いいことづくめなのです。

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