お肌の老化の象徴であるたるみを食い止めるためには、化粧品だけでは足りません。
あわせて、食生活を見直すのが大切です。
ハリのあるお肌をつくるための栄養素を摂取しましょう。
ビタミンＣ、たんぱく質、鉄分を多く含む食材は、たるみに効果的とされます。
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★ビタミンＣを多く含む食べ物
アセロラ、乾燥パセリ、煎茶、グアバ、海苔、トマピー、赤ピーマン、生キャベツなど
★たんぱく質を多く含む食べ物
ゼラチン、卵白、カゼイン、ふかひれ、大豆、鰹節、削り節、たたみいわし、サバ節、干しだらなど
★鉄分を多く含む食べ物
乾燥バジル、乾燥タイム、乾燥のり、干しひじき、乾燥セージ、乾燥岩のり、あさりの水煮、乾燥きくらげなど
ビタミンＣなら、カンキツ系の果物、葉物野菜が、食事のメニューに取り込みやすいと思います。
たんぱく質なら、納豆などの大豆食品が食事に取り入れやすいです。
鉄分なら、カツオやひじきから摂取するのがいいですね。
これらのリストには、日常的な食事からなじみのうすい食べ物もありますが、まずは身近なところから取り入れていくのが良いでしょう。
たるみを予防するためには、コラーゲンの摂取も意識したいところです。
コラーゲンは、体全体のたんぱく質量の約３０％を占めているたんぱく質の１つです。
細胞同士をつなぐ土台のような役割をしており、お肌のハリを保つ成分として知られていますね。
コラーゲンは、いつも分解と合成が体内で行われています。
いつも新しいコラーゲンが作り出されていますが、単体では分解も合成もできないという特徴もあります。
そこで、コラーゲンの分解・合成を促進するためにぜひ一緒に摂取してほしいのがビタミンＣと鉄分です。
ビタミンＣには、コラーゲンの分解・合成を促進する作用があります。
鉄分は、コラーゲンの合成に必要となるアミノ酸を作り出す作用があります。
コラーゲンが豊富に含まれている鳥の手羽先などをたべるときは、ビタミンＣが豊富な野菜、果物や、鉄分豊富な海藻などと一緒の献立にすると、コラーゲンを体内で活性化させやすくなりますね。
ビタミンＣは、お肌のハリを保つ作用があるほかにも、いろいろな美容効果があるので、ぜひ摂取したい成分です。
ビタミンＣの美容効果には、以下があります。
★メラニン色素を薄くしてくれる
しみやくすみを薄くしてくれる美白効果があります。
★活性酸素からお肌を守ってくれる
皮膚の酸化を防いで刺激からお肌を守ってくれます。
★過剰な皮脂を抑えてお肌のキメを整える
ニキビ予防にビタミンＣは効果的です。
★コラーゲン生成を助ける
お肌のハリを生み出すもとになってくれます。
★天然保湿因子（ＮＭＦ）を整えてくれる
肌荒れの改善に役立ってくれます。
美容効果以外にも、免疫力を高めて風邪予防したり、貧血を予防したりする健康効果も高いです。
高ストレス作用、がん抑制効果もあると言われています。
ビタミンＣは、貯めておけずにすぐ排出されてしまうので、定期的に摂取しましょう。